うーん
これから何をしよう？
ここは猟団の拠点広場の片隅・・・
私は武具倉庫内にあるバーカウンターに腰掛け、目の前に置かれた大きめマグに注がれているエールをぐいっと飲み干した
私
『ウマー♪』
『やっぱり、真昼間から飲むエールは格別だぁ！！』
そう口にする私のセリフに応える者は無く、武具倉庫内に虚しく消えていった・・・
いや
私の目の前にはギルドの女性用制服の一種である【ヒーラー】の格好をした女性が、バーのマスター気取りで立ってるのだが、彼女は何も応えてはくれない・・・
もちろん、彼女が何も応えてくれない理由は明白だ！
別に彼女の機嫌が悪いワケではない
理由は簡単
それは彼女が只のマネキンだからである・・・
むしろ彼女に返事をされた方が恐ろしい展開になりそうなので、勘弁してもらいたい
まぁ、私が一人で過ごすのはいつものことだ
特に気にはしていない
しかし独り言が多いのは、やはり寂しさを感じているからなのか？
かつては常時契約中だった【伝説】達からも少し距離を置き
今ではギルドが手配した【頼狩人】と共にクエストに挑戦する日々であるため、強力な個体を狩猟する難関クエストは殆ど受注してはいない
もちろん、団員達と共に狩りへ行けば問題ないのだが・・・
そこはそれ【大人の事情】というものがあるワケで
専門的には
回線の脆弱性がどうとか・・・
話によると、クエスト中に仲間と同じ時間を共有出来ず、時空が捻じ曲がったりすることもあるらしい
この現象についても追々調べる必要がありそうだが、今はまだその時ではないのかもしれない・・・
もちろん
こんな重大な問題を、いつまでも先送りにしておくワケにもいかないだろうけどね・・・
ヒーラー(?)
『いいえ、放っておきましょう・・・』
『大した問題じゃないわ』
ガタッ
い、今聞こえてはいけない声を聞いてしまった気がしたが、きっと気のせいだ・・・
ここは彼女の言うとおり、放っておこう
放っておくに限る
そう、決めた！！
▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
狩猟成果
晶竜：クアルセプス初遭遇
これを無事に撃破！
ササ姫の伝説・・・
尻尾斬りで地道に収集完了！
しかしながら
【親方化】【HC化】予定は立たず・・・
試作太刀完了！
しかしながら
【親方化】【HC化】予定は立たず・・・
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