皆さん、こんにちはにっこりルンルン


令和6年7月10日(水曜日)。

暑い毎日が続いていますが、皆さんお元気でしょうか。なかなか進まない、私の姫路〜大阪訪問記ですが、前々回からの続きです。


 


最近、奮発したもの。

とくにありませんが、今回の旅費も結構なお金を使っているかも知れません。


さて今回は、山陽姫路からひと駅となりの手柄駅で下車します。今も構内踏切が残っているのどかな駅です。


手柄駅から徒歩10分あまりの、手柄山公園まで向かいます。

訪問日:令和6年6月22日(土曜日)


途中、ヤマサかまぼこの社用車と思われるマイクロバスや消火栓の広告を見かけました。かわいいですね。


姫路市立水族館に到着です。
この一帯は白鷺の鳴き声が、かなり響いていました。


姫路市立水族館の入場券です。

水族館と名乗ってはいますが、ゲンゴロウやタガメ、ホタルなどの水生昆虫も見ることができる、なかなか面白い施設です。



その姫路市立水族館の隣りには、かつて存在した姫路市営モノレール、手柄山駅の施設を転用した、手柄山交流ステーションがあります。



開通記念のヘッドマーク付きの車両です。

昭和41年(1966年)5月17日。姫路市営モノレールは、当時開催されていた姫路博覧会への足として、国鉄姫路駅から会場までを結ぶ路線として開業しました。



小田急の向ヶ丘遊園モノレールと同じく、ロッキード式と呼ばれる特殊な鉄のレールを用いた希少な路線でもありました。その乗り心地は如何ばかり?



昭和45年(1970年)10月1日改正の時刻表です。日中のみの営業で、1時間当たり3本が運転されていたようです。


ただ残念なことに、開業から8年後の昭和49年4月11日を最後にすべての営業運転が終了し、昭和54年1月26日付けで廃線になっています。10年にも満たない短い活躍でした。


すでに私が生まれる前に運転が終了していましたが、今でも当時の風情を味わうことができる貴重な空間です。



当時、駅で使用されていた灰皿です。
世界的飲料・ヒメコーラは今でも販売されているのでしょうか?味が気になります。


水飲み場には、昔懐かしの東洋陶器(現在のTOTO・昭和44年に社名変更)のロゴマークがあります。


モノレールの車内に入ってみます。


昭和41年当時の室内意匠で、今見てもそれほど古くは感じません。冷房はありませんが、室内灯にはカバーが付いています。


運転台は片隅式で仕切りも低く、簡易な構造です。


ドアのガラス越しに、当時の広告が見えます。手描きの絵柄に時代を感じます。



側窓は一段下降式になっていますが、窓を固定するツマミは、営団地下鉄銀座線や丸ノ内線の旧型車両でもその昔、よく見られました。地味なパーツですが、ものすごく懐かしいです。


運転終了から今年で50年を迎えましたが、高度成長の面影を今に伝える貴重な遺構は、これからも末永く安泰であることを願わずにいられません。


ご覧くださいまして、

ありがとうございます立ち上がるびっくりマーク