爽やかな朝。ジャマイカコーヒーの香り漂う、ここはDS邸のキッチン。
ポット: どうなるかしらねえ。 デーブ: 何のこと?
ポ: また、大谷選手の通訳になんかあったら。
デ: ボクが代役を頼まれるかも。
ポ: それはあり得ない。 デ: どうして?
ポ: だって、貴方。テキトーに訳してダジャレ混ぜるでしょ。
もしも、デーブさんが野球通訳をすれば? ひょっとして、こんな感じでしょうか...。
* * * 米国ドジャーズ・スタジアムにて * * *
試合後、大谷翔平が囲み取材を受けています。彼の横には「初顔」の通訳者。見た目はアメリカ人ですが…。
記者: How was the game today? The opponents were your old pals, Angels.
今日の対戦相手は古巣のエンジェルズ。どうでしたか。
通訳: I played a demon in the field.
心をオニにして頑張りました。
記者: Why did you give up stealing the second base, when you had the chance?
二塁の盗塁をあきらめた訳は?
通訳: Because, I saw the police in the stadium.
警察がスタンドにいたら盗めない。
記者: As a batter, who is your best hero?
打者として、今後目標にしたいプレーヤーは?
通訳: Batman バットマン
「えっ、ボクそんなこと言った…?」 終始、そんな顔の大谷選手が印象的でした。
人生劇場ディレクター 高野 晴夫