プロローグ | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

今でもまだ記憶に残って消えない。


初めて恋をした日。


キスをした日。


抱きしめ合った日。


一つになった日。


すべては鮮明に儚く・・・。






大きな音がした。それと同時に、大きな火花が闇夜に浮かび・・・すぐに消える。


これも見るたびに、気持ちが沈む。


どうしても、あの頃を思い出してしまうから。


「ママ・・・どうしたの?」


4歳になった娘の真帆が怪訝そうに、どこか不安そうに由紀の顔を覗き込んだ。


真帆は由紀と浩平の間に生まれた1人娘。人懐っこく笑顔が絶えない。


由紀の『今やこれから』の生きる意味だ。


真帆がいるから幸せに思える。過去の過ちや虚しさを拭うことができる。


「なんでもないよ。ありがとう」


真帆、花火綺麗だね。由紀はそう続けると、うん。笑顔でそう答えた。


宙に浮く花火は大きな花を咲かせて、地面へと落ちていく。


まるでそれは由紀の過去。幸せという大きな花を咲かせるけど、それは散って行き・・・。


永遠に花は咲くことはなく、由紀の目の前から消えていく。


彼への罪悪感。何もできなかった無力感。


結ばれることのなかった絶望感。


由紀の胸が締め付けられる。


(直樹・・・直樹・・・直樹・・・)


由紀は何度も、強く。心の中でその名前を叫んだ。




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ストックがめちゃくちゃ余裕あったら更新を一日一回にしますが、



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そのペースでやるからには、きっちり、時間通りに更新して、クオリティを下げないようにしないとなと思っています。



これから、新しい作品、よろしくお願いします。



次回の更新は三日の水曜日。午前七時です。