エピローグ ~綾音~ | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「頑張らなくちゃ」


いつまでも引きずっている場合じゃない。


今日だけは・・・忘れなくては。


受験番号を確認して、指定された教室へ向かう。


教室に入ると、そこには淳一がいた。


「おっ。綾音」


淳一は驚いた表情で綾音を見る。


「あ、久しぶりだね」


淳一が同じ教室だとは・・・。少し居心地が悪い。


淳一とはあれ以来会っていなかった。


キスをした後に、自分の感情に気づいて、淳一ともう一度付き合うにしろ友達に戻るにしろ、どちらにせよ時間が必要だった。


悠太に振られたからといってすぐに切り替えられる訳じゃない。


それに・・・恋愛なんてしている場合じゃないんだ。


明日からはまた、そういうことを考えられるが、今はダメだ。


淳一との会話を早々に切り上げて、席に座る。


よし。頑張ろう。




試験が終わり、結果を知って。そして、大学の入学式が終わって。


あの頃はまだ夏だったなぁ・・・そんなことを思いだしながら綾音は木々を見上げる。


強い風が吹き、花びらが踊るように舞う。


満開の桜が綾音を包み込んだ。


「なんかいいことあった?」


隣を歩く麻衣が不思議そうに聞く。


「ん?あったかも」


「え、まじか。彼氏できたとか?」


「麻衣のいいことってそれしかないの?」


「だって、ほかになにがあるのさ?」


開き直るように、麻衣は言う。


「ん~・・・わかなんないけど」


「だめじゃん。で、いいこっとって?」


「親しい、男友達ができたってこと」


「いけめん?」


間髪いれずに麻衣は問う。


「麻衣~?」


綾音は麻衣を睨みつけて、男の子はそこだけじゃないでしょ?そう続けた。


「そうだけどさ、綾音は面食いじゃん。悠太さんの時もそうだったけど」


「そんなことはないけど・・・。まあ、多分かっこいいよ」


「へぇ~。よかったじゃん。じゃあ、立ち直れそうなんだ?」


「うん。少しずつだけど」


あの時の失敗はもう繰り返さない。


今度は自分から失うことをしないように・・・。


今、している恋を大切にしたい・・・そう思う。


好きなのに、一時の感情に惑わされて失わないように。





「キスはまだ駄目なのか?」


付き合って、三ヶ月が経って彼が言った。


「ん~・・・いいよ」


綾音は頷く。


すると、ゆっくりと彼の顔が近づいてくる。


そして・・・一瞬だけ唇が触れて、すぐに離れた。


柔らかな感触が唇に残る。綾音はゆっくりと目を開けて、彼の顔を見た。


照れた笑顔がそこにあった。


愛おしい。そう感じることができた。





うん。大丈夫。進んでいける。



悠太君じゃなくても。



降り注ぐ花びらが2人を包んで。


まるで、2人のキスを祝福するかのように、2人の周りにゆっくり降り積もる。





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ハッピーエンド・・・ということで!!ww


完結です。


読んでくださったみなさん、ありがとうございました!!


ちなみに、僕は今、広島か岡山にいますw


次回の更新は・・・明日!


普通のブログ記事を更新したいと思っています。


あとは、今回の話について少し・・・w


時間は未定ですw


では、また明日、水曜日に~!