29話 菜穂 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

~side菜穂~

いつかいなくなってしまう。それはきっとそう遠くないうちに。

悠太はまだ・・・前の彼女のことが好きだ。

いつになっても菜穂の方を向いてくれない。

いや・・・向いてくれている。

けれど、それは意識をして、だ。

無意識に菜穂を向くことはない。菜穂はまだ一番じゃない。

・・・まだ?

永遠に。その言葉のほうが正しいかもしれない。

もう半年という歳月がたった。その間二人は一緒にいたんだ。

手をつないでキスをして。そこまでの関係になった。

それでも、悠太の気持ちに変化は見られない。

だから・・・思う。

悠太はいつかいなくなってしまうんじゃないかって。

嫌だ。と駄々をこねる自分に我儘だね、そう苦笑しながら言った。

菜穂は悠太に、代わりでもいいから。そう言った。

ほんとはいやだった。けれど、悠太を手に入れるにはそれしかなかった。

どうしても、悠太にそばにいてほしかったんだ。

・・・初めて好きになった人に。



嘘でもいいから、好きと言ってほしかった。

だから、「好きだよ」そう言ってもらえた時は幸せだった。

でも、人間は欲の深い生き物だ。

その幸せがかなったら、また新しい幸せをねだる。

今は・・・代わりとかじゃなく、本心から、好きだと言ってほしい。

けど、きっとそれは叶わない。

悠太を見ていればわかるんだ。

菜穂を見ながら他の人のことを考えていることぐらい。

「ねぇ、佐野君?」

「ん?」

「私のこと好き?」

「え、急になんだよ」

「いいから、答えて」

「好きだよ」

何の迷いもなく、悠太は答える。

・・・やさしいなぁ。やっぱり。

その優しさが・・・苦しくなるんだよ。




ブログ村がいまだにできません。

どうしようかな・・・。

後で挑戦してみます。

今日はめちゃくちゃ短いです。

たぶん次回も短いですw

結構遅れたので、更新はまた明日します。

明日は淳一編。

淳一、菜穂。この二人の気持ちを書きたかったので・・・。

あ、あともうけっこう終盤ですw

この話は短く終わらせる予定なので・・・。

また、明日!!

ぜひ見てください!!