スピンオフ翔太の恋物語3 ~答えは?~ | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

デートは淡々と過ぎていく。


君はいつも通り笑顔。


その笑顔は可愛らしい。


けど、帰り際。


いつもその笑顔は歪む。


それはきっと・・・今日も。


その理由を僕は分かっている気でいた。


だけど・・・裕哉に言われてからわからなくなった。


午後8時。


日も暮れて、徐々に人もいなくなり。


夜の街が少しずつ色を出していく。


「もうすぐ帰る?」


「うん」


君はまだ笑顔。


ただ、少し寂しそうな・・・。


「帰りたくない?」


「そんなことないよ」


「・・・」


「・・・」


無言になった。


僕らは結構無言になる時が多い。


話すことがなくなったから。


とかそういうわけじゃなく・・・。


雰囲気を、空気を察するんだ。


この無言の時間は僕は大嫌いだった。


恋人との無言が好きだって人もいるらしいけど、僕は苦手だ。


空気を重く感じることで不快感が募ってしまう。


この空気を打破するために。


そして、不安要素を取り消すために。


「綾香は俺になにを望んでる?」


唐突に。


けれども真剣に彼女に聞いた。


彼女は頭の上にはてなマークを浮かべてこっちをポカーンと見る。


「いや・・・だから・・・え~と・・・」


「なに?」


「いつも帰る時不満そうだから・・・」


「そう見えた?」


「うん。見えた」


僕は頷いた。


すると君はクスッと笑って


「そっか。なんでだか分かる?」


気付いたら、質問をしているのは俺の方じゃなく綾香の方になっていた。


「分かるけど・・・わかんない」


「それ、どっち?」


帰る時とはまた違った不満そうな顔。


その表情は可愛らしく、特に怒った感じのようには思えない。


「予想はしてた。でも、違うかも・・・」


自信はあった。


裕哉に疑問を投げかけられるまでは。


投げかけられてから、自分の答えは違うんじゃないかって思い始めた。


そして今は違うとしか思えない。


「言ってみてよ」


「え・・・」


その答えは言いづらいもの。


それにここは外だ。


確かに周りに人はほとんどいないし、小声で言えば聞こえることはないだろう。


けど、こっちだって羞恥心というものはある。


「無理」


「なんで?」


「言いづらいから」


「じゃあ、多分ハズレだね」


「なんで?」


「言いづらいで君がなにを考えてるかだいたい予想できたから」


「すごいね」


「でしょ?」


「で、答えは何?」


「駅に着いたら教えてあげる」


そう言って彼女は初めて僕の前を歩いた。




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&新しい作品の説明を少し・・・。


そういえば、音楽変えました!!


明るめの曲にw


ずっと暗い曲ばっかだったのでww


とはいっても、新しい作品始まったら変えますが・・・www