78話 返ってこないメール | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

『お久しぶりです。お元気ですか?私は今、彼氏ができて楽しい生活を送っています。裕哉さんはどうでしょうか?彼女さんはできましたか?裕哉さんはモテそうだし優しい人だからきっといるんでしょうね。私は裕哉さんのことが好きです。でも、今の彼が大好きです。よかったら、今の裕哉さんの現状を教えてくだい!』


けっこう長々としたメールになってしまった。


それを思ったのは、送信が完了したすぐ後のこと。


送信ボックスを開けて、自分のメール内容を確認する。


「なんか・・・皮肉を言ってるみたい」


私は苦笑した。


自慢げに、あなたのことをふっ切ることができた。


新しい恋に踏み切った。


振ったあなたは勝ち組になれた?


私を振ったことを後悔してももう遅いよ。


なんて。


そんな解釈ができるメールだ。


まぁ・・・それでもいいかな。


私はクッションの上に携帯を放り投げてベッドに横になる。


・・・返信はすぐに来るだろうか。


そして、どういう内容だろうか。


緊張する。


ブーブー。


ビクッと私の体が反応した。


携帯のバイブ音。


裕哉さんからかな。


ドクン・・・ドクン。


心臓の鼓動が自然と早くなる。


私は肩目を閉じて携帯を開いた。


そして、宛名を見る。


「なんだ・・・」


両手で持っていた携帯。


左腕の力が抜けてブランとなる。


相手は隆弘だった。


いつもは嬉しいはずなのに。


それでも今だけは・・・・違う。


『うん』


私は素っ気なくそんなメールを返して、今度はベットの上。


自分の真横に携帯を置いた。


多、分今日は隆弘からのメールはもうこないだろう。


私は絵文字なしで返した時は、不機嫌かメールをしたくない時だと知ってる。


それを察した彼は、今日は諦めるはず。


優しい人だから。


『優しい人・・・』


その言葉は二度目。


裕哉さんにも使った言葉。


同じ言葉を使った時は、比較ができる。


それが道理だ。


果たしてどちらの方がやさしいんだろう。


目を閉じて考えてみる。


裕哉さんと会ったっ時のこと。


今までの隆弘との思い出の数々。


・・・結論は出なかった。


だって会った回数が違うのだから。


数えきれないほど会った隆弘と裕哉さん。


天秤にはかけられない。


ただ・・・。


何度も浮かんでくるのは裕哉さんのことだった。


一度しかない裕哉さんと共に過ごした日。


そればかりが・・・。


今日に限ってそっちばかり浮かんでくるんだ


その理由は分かった。


メールの返信が来ないからだ。


5分おきぐらいだろうか。


私は何度も携帯を開いている。


今・・・。


私はすごく気になっているんだ。


彼からのメールが。


返信が。


だけど。


私の願いはむなしく、その日裕哉さんからメールの返信が来ることはなかった・・・。




にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
にほんブログ村

↑ ↑ ↑

押してください~!!

励みになるので。




さぁ、明日は久々の!!


裕哉編です!!


やっと主人公が登場します。。


お楽しみに!!


昨日は更新できなくてすいませんでした。。