『お久しぶりです。お元気ですか?私は今、彼氏ができて楽しい生活を送っています。裕哉さんはどうでしょうか?彼女さんはできましたか?裕哉さんはモテそうだし優しい人だからきっといるんでしょうね。私は裕哉さんのことが好きです。でも、今の彼が大好きです。よかったら、今の裕哉さんの現状を教えてくだい!』
けっこう長々としたメールになってしまった。
それを思ったのは、送信が完了したすぐ後のこと。
送信ボックスを開けて、自分のメール内容を確認する。
「なんか・・・皮肉を言ってるみたい」
私は苦笑した。
自慢げに、あなたのことをふっ切ることができた。
新しい恋に踏み切った。
振ったあなたは勝ち組になれた?
私を振ったことを後悔してももう遅いよ。
なんて。
そんな解釈ができるメールだ。
まぁ・・・それでもいいかな。
私はクッションの上に携帯を放り投げてベッドに横になる。
・・・返信はすぐに来るだろうか。
そして、どういう内容だろうか。
緊張する。
ブーブー。
ビクッと私の体が反応した。
携帯のバイブ音。
裕哉さんからかな。
ドクン・・・ドクン。
心臓の鼓動が自然と早くなる。
私は肩目を閉じて携帯を開いた。
そして、宛名を見る。
「なんだ・・・」
両手で持っていた携帯。
左腕の力が抜けてブランとなる。
相手は隆弘だった。
いつもは嬉しいはずなのに。
それでも今だけは・・・・違う。
『うん』
私は素っ気なくそんなメールを返して、今度はベットの上。
自分の真横に携帯を置いた。
多、分今日は隆弘からのメールはもうこないだろう。
私は絵文字なしで返した時は、不機嫌かメールをしたくない時だと知ってる。
それを察した彼は、今日は諦めるはず。
優しい人だから。
『優しい人・・・』
その言葉は二度目。
裕哉さんにも使った言葉。
同じ言葉を使った時は、比較ができる。
それが道理だ。
果たしてどちらの方がやさしいんだろう。
目を閉じて考えてみる。
裕哉さんと会ったっ時のこと。
今までの隆弘との思い出の数々。
・・・結論は出なかった。
だって会った回数が違うのだから。
数えきれないほど会った隆弘と裕哉さん。
天秤にはかけられない。
ただ・・・。
何度も浮かんでくるのは裕哉さんのことだった。
一度しかない裕哉さんと共に過ごした日。
そればかりが・・・。
今日に限ってそっちばかり浮かんでくるんだ
その理由は分かった。
メールの返信が来ないからだ。
5分おきぐらいだろうか。
私は何度も携帯を開いている。
今・・・。
私はすごく気になっているんだ。
彼からのメールが。
返信が。
だけど。
私の願いはむなしく、その日裕哉さんからメールの返信が来ることはなかった・・・。
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さぁ、明日は久々の!!
裕哉編です!!
やっと主人公が登場します。。
お楽しみに!!
昨日は更新できなくてすいませんでした。。