プロローグ | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

小さい頃はどこへ行くにも私たちは一緒だった。


手を繋いで、離れないように。


でも、お互いにそれは恋愛対象とかではなくて、それが当り前なものだと思っていたんだ。


小学校に上がり、それはなくなる。


当たり前と思っていたものが、違うと知って。


無性に恥ずかしくなった。


私のこの左手は、いつも君の右手と重なっていて・・・。


私たちはそこから少し距離を取り始める。


それは異性だから。


異性といると、クラスメートに勘違いされるから。


そんなちっぽけな理由で仲が良かった私たちは学校ではほとんど話さなくなる。


けれど、それはみんなの前で・・・ってだけ。


家に帰り、隣に住んでいる君はいつも私の家に来る。


そして、2人で遊んで・・・。


この時もまだ、私はまだ君に恋愛感情を抱いてなかった。


・・・と思う。


というより、まだ小学生。


そんな感情がどういうものなのか分かってなかっただけなのかもしれないけれど。


中学生になった時。


この時、私たちの親しみはどんどん薄れていった。


君は、他の男友達と遊ぶようになり、私も他の女の子同士で遊ぶようになり。


そんな毎日を繰り返していくうちに、私たちは一言も声もかわさず過ごす日も増えていった。


話す日といえば、朝たまたま会ったりとか、帰りの時間が同じだったとか。


その程度だ。


そうやって、話さなくなっていくにつれ、私は君のことを考えるようになっていった。


だから、多分その頃からだろう。


君を好きになっていたのは・・・。


そんなある日、私たちが一緒に帰っているのを他の生徒に見られて、


付き合っているみたいな噂が立った。


けれど、それを君は完全に否定して。


少し、ズキンて胸が痛んだ。


君はまだその日のことを覚えているかな?


いや・・・忘れっぽい君はなにも覚えていないよね。


そして、私が好きなことも分からないよね。


鈍感だから。


いや、鈍感じゃなくても分からないか。


私のこの気持ちは隠すように心掛けてきたんだから。


絶対に悟られないようにって。


悟られれば、私たちの関係はよりぎくしゃくしたものになってしまうのだから。


最近は少しづつ、昔の関係を取り戻してきた。


お互いが大人になってきたのだろう。


周りも囃し立てなくなってきたし。


お互いに話すようになって・・・。


とはいっても、小学生は幼稚園の時ほどではないけど。


そして、今。


中学三年生の春。


進級したてのクラス編成。


私と君は同じクラスになっていた。


「よかったね。また榊原君とクラスが一緒で」


亜美が私の肘をつつく。


「ただの幼馴染だって」


私は苦笑いを浮かべながら、毎度同じことを口にする。


「素直じゃないなぁ~晴香は」


亜美は呆れたような口調でそう言い、下駄箱へ向かう。


「それ、どういう意味~?」


私は、亜美の後を追いながら、学校の中に入っていった。








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え~・・・。


タイトル変えました。


すいませんww


今日のプロローグどうだったでしょうか?


いきなり三人の登場人物ですが。


榊原、亜美、晴香。


今回は登場人物が少し多めです。


7人くらいかな?


予想だけどww


トップ絵も変えてみました。


曲は、悲しい感じですけど、明るい展開の話になったら、そういう類に変えるかもです。