「なんだろう・・・」
彼は私に「ごめん」と言って少し離れたところで電話に出た。
彼の声がかすかに聞こえるが、何を言ってるかは聞き取れない。
何か・・・嫌な予感がする。
何でかは分からない。
ただの直感だ。
俊哉が私のもとに戻ってくる。
申し訳なさそうな表情を浮かべて。
「どうしたの?」
私は恐る恐る彼に尋ねた。
「いや・・・親が帰って来いって・・・」
「え・・・なんで?」
「家で何かあったらしい。とりあえず、母さんがすごい慌てた声で早く帰ってきてって連呼してたから・・・」
「そっか・・・」
「じゃあ、またあとで電話するから・・・」
彼は私に背を向けて走り出そうとする。
けど、私は無意識のうちに、俊哉の服の袖を掴んでいた。
「里奈・・・?」
彼が不思議そうに私の方を振り返る。
「あ・・・ごめん・・・」
私は瞬時に手を離す。
「いや、いいんだけど・・・。何かいいたいことでもあった?」
あるよ・・・。
行ってほしくないって。
そういいたい。
今、君が私の目の前からいなくなったら・・・。
もう会えなくなる気がするんだ。
まだ・・・初めてのデートなのに・・・。
こんな直感を真に受けている自分。
傍から見たら馬鹿みたいだろう。
でも・・・。
この予感は当たる気がするんだ・・・。
「何でもない・・・」
私は微かに聞こえるくらいの声でそういった。
「そっか・・・じゃあね」
彼は私の頭にぽんと手を置いた後、走り出した。
私に背を向けて。
その時、今見ている光景が昔見たことがあるような光景とダブった。
デジャヴ・・・だろうか?
いや、違う。
だって、私にはその先の光景も見えたんだから。
今の一瞬のうちに。
デジャヴは、先の光景は見えない。
起きた出来事が、昔起きたかのように錯覚する現象。
だから違う。
だって私は・・・見てしまったんだから。
君が、車に轢かれて大量に血を流している姿を・・・。
私は、頭を横に何度か振った。
今の想像の映像を消すように。
こんなことが起きるはずがない。
もし・・・起きたら。
私は生きる気力を失ってしまいそうだ。
その時だった。
甲高い車のブレーキ音が鳴り響いた。
それと同時に女の人の悲鳴。
嫌な予感がする。
いや・・・予感じゃない。
それはもう確信。
きっと君は・・・。
まだその光景を見ていないのに、私の目からは涙が流れていた。
↑ ↑ ↑
押してくれるとやる気が出ます♪
久しぶりの小説です!!どうだってでしょうか?
書くのが少し下手になったかもしれません。
ただでさえ下手なのにww
こんな小説ですが、読んでくれると嬉しいです。
ていうか、みなさん優しいですよね。
小説楽しみにしてるって言ってくれて。
僕にとってその言葉が一番嬉しいです!!
あ、明日と明後日でスキーに行ってきます♪
小説は今日書いて、明日の時刻の更新に設定しようと思っています♪