「なっ・・・」
彼は顔を赤くして私から離れた。
「どうしたの?」
「恥ずかしいからやめろ」
相変わらずの彼の反応だ。
けれど、私はずいぶん気軽に接している。
接することができる。
なんでだろうか?
その理由は分からない。
「ねぇ・・・長嶋・・・」
彼は少し俯き加減になって私に話しかけてきた。
「何?」
私は暗い話かと思い、身構える。
「僕さ・・・長嶋のことが好きだった」
「え・・・?」
急な一言で私は凝然と立ち尽くした。
「ごめん・・・。驚いた?」
彼が手を合わせる仕草を見せて立ち止まる。
「いや・・・驚いたって言うより・・・なんで急にそんな話を・・・」
「もう、会えないと思うから。今日会えたのが奇跡だって。そう思ったから・・・」
「・・・。そっか。で、『だった』ってことは今はそうじゃないってこと?」
私は彼に聞いた。
「・・・どうだろ?多分、今でも好き。でも・・・」
「でも?」
私は続きを催促する。
「でも、今は彼女がいるから何とも言えない・・・かな」
ズキン。
また、私の心が痛む。
なんだこれ・・・。
私はまだ、未練があるってこと?
彼を見た。それだけで満足だと言ったのに?
それでも・・・彼女がいないことを信じて・・・いた?
「そっか・・・。でも、ありがとう」
この時、昔の・・・バレンタインの時と同じ気持ちを抱いた。
中学の時は両想いだった。
でも、伝えられなかった。
今は・・・少し違う。
この恋は成就しない。
だから、もう一度・・・。
この想いを封印しよう。
「うん・・・。長嶋は・・・僕のことどう想ってた?」
「そんなの聞く意味ある?」
「いや・・・ごめん。ないよね」
「私の中で君は・・・」
私はそこで一旦切って笑顔を見せた。
さっきの君みたいに作り笑顔。
でも、鈍感な君はそれには気づかないだろう。
「とても大切な親友だった」
私はそう言って、走ってその場から立ち去った。
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え~とですね・・・。
土曜、日曜、月曜とアクセス数がいい感じですww
見てくださってる皆さんありがとうございます♪
ということで、小説なんですが!!
何話か先まで書き進めていて・・・結果。
これ、もうすぐ終わりなんじゃないかとww
いや~・・・。
当初の予定が大幅に狂いまして・・・。
大学生編ないです。
60話・・・いかないくらいですかね。
ちなみに、次の作品なんですが、
『兄妹もの』か『死んじゃう系』で悩んでたりしてますwww