2話 頭の中の葛藤 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

僕は新しい自分の席に座った。


幸いにも、まだ隣の席の彼女は来ていない。


周りを見渡すと良く見た顔ばっかがいる。


小学校から同じ人や1年生の頃に同じクラスだった人・・・。


まあ、それだけいれば大概の生徒は顔見知りだ。


「はぁ・・・」


僕はため息をつきながら机に顔を伏せた。


この後、長嶋が来たらどうしよう・・・。


挙動不審な行動をとってしまいそうな気がする。


それに絶対顔が赤くなる。


・・・それは意地でも避けたい。


長嶋にばれたくない。


そんな思いが頭の中を駆け巡る。


その時、「おはよー」と言って教室に入ってくる生徒の声が耳に入った。


聞くだけで分かる。


この声は間違いなく長嶋のものだった。


平常心・・・・平常心・・・平常心・・・。


念仏を唱えるかのように僕は心の中で呟く。


そして、隣の席から音がした。


「おはよう。どうしたの?寝不足?」


悟られるなよ・・・自分。


そう自分に脅しをかけてから僕は顔を上げた。


「最近、寝不足なんだよね」


僕は目をこすりながら言った。


「そうなんだ。そういえば、こうやって話すの久しぶりだね」


長嶋は笑顔で言う。


「そう・・・だね。中学校入ってからは初めて」


「一年ぶりかぁ・・・」


「結構経ったね」


「また、これからよろしくね」


「うん・・・」


僕達の最初の会話はこれだけ。


けど、この会話で僕の心臓は張り裂けそうだった。


これから始まる中学二年の学校生活。


毎日が大変な気がする・・・。






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