君と僕は今どんな道を歩いてるだろうか?
二人がもう一度繋がることはあるだろうか?
きっとその答えはこの修学旅行で見つかる。
・・・そんな気がするんだ。
明日から修学旅行。
楽しみでもあり不安でもある。
いや・・・不安の方が圧倒的に大きいか・・・。
夏帆との関係もあるし。
あの後、夏帆とは話はするが抱きしめてはいない。
だけど、それも結構きつい。
夏帆の寂しそうな表情を見るたびに・・・
隼人との半強制的な恋愛を見るたびに・・・。
なら、僕が夏帆を助ければいい?
正義のヒーローを気取って?
あはは・・・。
そしたら間違いなく夏帆の方に僕は流れる。
だから・・・夏帆は救わない。
救えない。
自分の信念を貫きとおすんだ。
僕はそんなことを考えながらベッドに仰向けになった。
明日の準備はもう終わった。
後はもう寝るだけ・・・。
明日は早い。
寝ようとした時、メールが来た。
相手は由美から。
『明日から、こっちにくるんだよね?楽しみに待ってるよ。こっちに来たらめーるして?そしたら、いる場所とかを教えるから。それで、近かったら会おうね』
僕はその文に
『うん。わかった』
とだけ打ち、目を閉じた。
北海道という、日本で一番寒い場所。
そんな場所で何が待ち受けているだろうか?
その時、携帯の着信音が鳴った。
由美から・・・だった。
『もしもし?』
『ごめん・・・ね・・・』
君はそう一言だけ言って電話を切る。
ツーツーツー。
間抜けな電子音だけが流れる。
「は・・・?」
何が何だかわからない。
由美は少し泣きそうな声だった。
この電話で僕はさらに不安になって当日の朝を迎えるんだ・・・。