69話 真美の強さ | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

部屋に入ると真美はまだ、テレビで見るような


がんの時につけるような装備をしていなく、


普通のベットに寝っ転がっているだけのように感じた。


そして、個室。・・・なんて贅沢な。


真美は、僕達に気づくと何も言わずににっこり


と微笑みかけてきた。


その真美の表情を見ると思わず泣きたくなる。


真美はがんだと分かって、この笑顔をみせているんだ。


「月単位」というのは多分しらない。


で、こうやって、今にも泣き出しそうな僕達より


よっぽど強い・・・。


「どうしたの?二人とも。そんな顔して」


「別になんでもないよ」


「そう?でもよかった」


「何が?」


「二人がけんかしてっぽいから」


そういって真美は微笑む。


「あはは。あんま仲がいいとは言えないな」


僕は冗談交じりでそう言う。


「なあ、母さん。あんたはあとで、真美と話してくれ。今は二人にしてくれないか?」


僕がそう言うと


「わかったわ」


そう言って母さんは病室から出る。


そして・・・僕ら二人の時間が始まる。