39話 二つの選択肢 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「香織のこと・・・好きなんだ?」


「うん・・・」


「私はもう、完全に妹になっちゃんたんだ」


そう言って、真美は天井を見上げた。


真美の目から大量の涙がこぼれ落ちていく。


真美の涙を見るのは苦しい。


けど・・・こうするしかない。


こうするのが、最善の選択。


真美が幸せになるための・・・。


「うん。ごめん。君をもう恋愛対象にはみれない」


「そっか」


「だから、真美は違う人と付き合って・・・」


「幸一君と?」


涙を浮かべながら真美は微笑する。


「え・・・?」


「知ってたよ。私が告白されたとき、拓也が、屋上にいたこと。あえて言わなかったけど・・・」


「真美・・・」


「お気遣い感謝します。けど、余計なお世話。それは私が決めることだから・・・」


「じゃあ、どんな選択をするの?」


「まだ、決めてないよ。二つの選択のうちどっちを選ぶかは・・・」


「二つって・・・?」


真美にそう聞こうとした途端、何人かの生徒の足音が聞こえる。


そこで話は中断される。


真美は急いで涙を拭いて、何事もなかったかのように


机に座り、本を読みだした。


僕も席に座る。


所詮、隣の席なのだが・・・。


途端に生徒が数人教室の中に入ってくる。


静かだった教室が騒がしくなった。


二つって・・・何なのだろうか・・・?


僕はそれしか考えることができなかった・・・。