僕が、彼女を好きになった理由・・・。
それはやっぱり、彼女が初恋の人に似ていたから・・・。
というより、一瞬彼女と初恋の人が重なったから・・・。
彼女が初恋の人なのではないかと思えてくる。
でも、そんなことはありえるうのだろうか・・・?
確かに僕には、その時の記憶はない。
けれど、彼女がそういう障害になってるとは思えない。
ということは、もし真美が初恋の人だったら、本人だって答えるはずだから・・・。
こんな障害を持っている人はほとんどいない。
同じ境遇だった妹もそういう障害にはなっていない父から聞いた。
妹が今どこにいるのかはわからないけど・・・。
そう。こんな障害は普通は持たない。
だから、真美もきっと違う。
真美は多分・・・・いや、絶対初恋の人ではない。
それなら、付き合う理由はない?
いや、そうじゃない。僕は真美が好きだ。直感で。
僕がさっき、屋上で真美に言った言葉を思い出す。
『人を好きになるのに理由なんて必要ない』