ひょっとこkikuです。
ユーグレナって知ってますか?
ミドリムシのことなんですが、
これが、実はすごい事になっているんです!
小・中学生の理科や生物の授業で、
顕微鏡をのぞいて観察したことはありませんか?
ミドリムシっていうのは、名前からして、
アオムシとかダンゴムシを想像してしまって、
昆虫の仲間と思ってしまいそうですが、
実は、ワカメやコンブと同じ「藻」の仲間です。
役5億年前から存在する、淡水の生き物で、
植物と動物の両方の特徴を持った生き物なんです。
このミドリムシがいま、すごく注目されています!
すごいというのは、いろいろな方面から
ビジネスにつながるということで
注目を集めているんです。
たとえば、伊藤忠商事、全日空(ANA)
電通、日立プラントテクノロジー、清水建設、
といった大企業が、開発に取り組んでいます。
それから、大阪大学、東京大学などの学術機関、
文部科学省、経済産業省などの政府機関など
それぞれの機関が共同で、
国家プロジェクトを進めています。
日本の産官学がこぞって期待を寄せているのは、
いったいどういうことなんでしょうか。
ミドリムシというのは、
0.05ミリの小さな緑色の体をしていて、
植物と動物の両方の性質を持っている、
とても珍しい生き物なんです。
ふつうの生き物は、
植物と動物、両方の栄養素を持つ事は
ほとんどありません。
たとえば植物は、魚の持つDHAを
持っていませんし、
魚には、植物特有のビタミンはないです。
そんな栄養満点のミドリムシを原料にした、
サプリメントや、クッキー、ラーメン、緑汁
といった食品や、化粧品として
すでに商品化されています。
それだけじゃなく、ミドリムシのすごいところは、
食品としてのヘルスケア以外の分野でも
かなり可能性が期待できるところなんです。
ミドリムシは100種類ぐらいいるんですが、
中にジェット燃料にそっくりな油を
体内で作ることができるミドリムシが
いることが解りました。
このミドリムシからジェット燃料が
作れるんじゃないかというので、
今、国家プロジェクトとして
開発が進められています。
もし成功すれば、日本がエネルギー輸出国になる
可能性も秘めているということです。
バイオベンチャー「ユーグレナ」をつくった
出雲充(いずもみつる)社長は、
このミドリムシで、
インドやアフリカ、バングラディッシュなどの
栄養失調のひとたちをなくしたいという
夢を持っているということです。
「僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。
――東大発バイオベンチャー「ユーグレナ」の
とてつもない挑戦 」
単行本(ソフトカバー)
出雲 充 (著)
この本は、amazonでいますごく売れています。
出雲社長は、学生の時にバングラディッシュで
栄養失調の人たちに出会ったのが、
ミドリムシ開発にのめりこんだ
きっかけだったそうです。
ビジネスというのは、人の役に立つ事
喜んでもらえるような事をしたい
という気持ちがあってこそ、
一生懸命になれるし、
やりがいも出てくるということでしょうね。

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