
miami car accident lawyersによるPixabayからの画像
本日は通っている再犯防止プログラム先の先生が
証人尋問として出廷するため、その公判の傍聴にいきました。
法廷は緊張しますね。
自分は被告人としてあの場所に立ったんだなと。
逮捕から留置所での感覚が一瞬戻ってきた気がしました。
詳細は伏せておきますが、窃盗事件です。
社会での居場所がなくなり孤立を強めてしまい、アイデンティティの消失による孤独を感じて犯行に。
その他、飲酒等も要因にはありそう。
この方も再犯防止プログラムに通われていたものの、再犯をしてしまったといいます。
通っている間は確かに大丈夫だとは思います。
ただ、通う頻度が下がってきたとき、環境など転機が訪れた時、または予期せぬ突発的に誘惑が来たとき
その時にいかに耐えられるか、自制ができるか、そこがとても大事なのだと感じました。
自分で自分を客観的にみる(メタ的思考・メタ認知)、そして自分を制御する自己検閲機能。
これらをしっかりと身につけなければならないと思います。
先生が今回言っていた「意志はあてにならない」
本当にこれを考えながら生きていかなければならないと思います。
人間と言えども、他の動物とほとんど同じです。ただ少し知性があるだけです。
知性があるだけで、行動原理は刺激と反応です。
知性があると驕ってしまい、自分のコントロールを疎かにしてしまうと
一気に犯罪へと飲み込まれていきます。
私も再犯防止プログラム中に「自分を信じるな」と言われたことがあります。
言われた当初はなにを言っているのだ?これは信用にならん…と不快感を感じてしまっていました。
ですが、今ならわかります。
人間は快・不快感を感じると、知性がある故にもっともらしい理由をつけてしまいます。
雨が降っていて不快感を感じているのにも関わらず、この不快感は誰かのせいだ!
なんてことも。
自分なんで信じてしまってはダメなんです。
ただたんに刺激と反応が起こっているだけなんだ。その考えが大事です。
それに、その考えのほうが人生楽に過ごせると思います。
自分だけは大丈夫。自分は加害者にはならない。
そんな根拠の何一つない自信は捨てたほうがいいと思います。
あとは行く予定はなかったものの、今日の予定を見てみると
児童ポルノ・強制わいせつ・強制性交の判決があったので傍聴してきました。
自分の子ども(8歳次男)に対する肛門への性器挿入を伴う強制性交の事案でした。
強制性交ということで執行猶予はつかないもので
今回の判決は7年6か月。
同様の罪を犯した身としても、犯行自体は身勝手であり恐ろしいものと感じました。
自分が言えたものでもないですがね。
主文の読み上げ時には私も苦しかったです。
犯行に至った経緯はわからないものの、犯行内容は許しがたいものです。
ですが、彼もきっと変わることはできると思います。
服役は長く辛いものにはなりますが、帰ってきたときには
何らかの支えになれたらいいなと思います。
頑張ってきてほしいです。
毎日、今この時間も性加害が起きており、被害児童は増えていると思います。
逮捕に至るものもありますが、氷山の一角です。
ほとんどの場合、巧みに口封じをし発覚されないまま過ぎていきます。
そんな被害者を一人でも減らすために
加害者から守る周りの目と、子ども本人による防犯意識が重要になってきます。
私一人の力では到底及びませんが
少しずつ、声をあげていけたらと思います。


