我が山郷、今日は朝から小雨が降っています
雪との予報でしたが、外れてホッとしながら家でコタツとテレビの晩をしながらの一日となりそうです
ということで、甲斐の道祖神さんめぐりの続きを凝りもせずお届けします
今日から甲府盆地の東部の前回までの南アルプス市とは真逆の東郡地域、甲州市編です
先ず甲州市塩山牛奥地区の道祖神さん
集落の入口にあたる道路の辻にある道祖神場にはオコヤとご神木がありました
ご神木はオヤマと言い、上部にオコンブクロ、下部にオヤナギが飾られています
オコンブクロとオヤナギ
小正月の最終章でこのオヤマが倒されます
これをオヤマ転ばしとかオヤマ倒しと言って、倒されたお山のオコンブクロは切り離され各戸持ち帰ります
また、オヤナギも同じく切り離され輪っかにして各戸持ち帰ります
持ち帰ったオコンブクロは軒下に吊るされたり家の中に飾られ家内安全や繁栄を祈り、オヤナギは火伏を祈り屋根の上に置かれます
道祖神さんのオコヤです
ヒノキの葉っぱで作られていて中のご神体を覆っています
右側にはオコンブクロも吊り下げられています
この地区では灯篭も作られていて、道祖大神、猿田彦命、交通安全、家内安全、
さらには世界平和、果実大当などいろいろな願いが込められています
甲州市のある東郡地域は山梨市も含めて道祖神さんを覆うオコヤが作られる地区が多く、
西郡地域とはまた違ったやり方のようです
ご神木にオコンブクロを飾るのも東郡地域独特です
次回に続きます