砂漠緑化ボランティア~遠山正瑛先生 | 今井町 今西家住宅

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神武天皇に協力し、県主(あがたぬし)の称号を賜わり、十市県主大目の娘を孝霊天皇の皇后として外戚を結び、吉野潜行に際し後醍醐天皇を警護し、戦国期今井庄を城塞都市化して信長軍と闘うも戦いを収め、自治権を許されて栄えた。建国の地かしはらより 悠久の風を!

今日はボランティアについて書きます。
いつの朝日新聞か忘れましたが、鳥取大学名誉教授の遠山正瑛先生の講演会が大阪の梅田で開かれるのを亡き祖母から教えてもらい夫婦で聞きに行きました。

その時、一番印象に残ったのが遠山先生が作った「祈りから行いへ」という詩でした。

先生は涙ながらにそれを暗誦しておられました。

『知恵のある人  知恵を出す

 金のある人  金を出す

 物ある人  物を出す

 命出す人  命出す

 四つが組んで  頑張れば

 世界の沙漠は  緑化する


 民族宗教貧困と

 沙漠に嵐は  吹き荒れる


 世界平和は  いつの日か

 祈り願いに  汗ながす

 木を植え種まき  つづければ

 世界の沙漠は  緑化する


 沙漠に生きる  きびしさは

 人の世界と  思えない

 近代科学文明が

 沙漠の人の  貧困を

 実践開放してあげる

 世界に平和が  訪れる』
 
お腹に赤ちゃんがいた嫁と僕もそして会場にいた人たちも感銘を受け、僕はまもなく日本沙漠緑化実践協会4次隊として中国の内蒙古自治区にボランティアに旅立ちました。

産業革命以降我々は、他の動植物との共存共栄の道を捨て去り、合理を追求してきました。

その結果、環境は、悪化し自らに唾を吐くだけでは、すまない事態となってしまった。

みんなそれを感じ取っては、いても未だ宗教で戦争したりいがみ合っているのが現状です。

宗教イデオロギーや民族イデオロギーって言ってる場合じゃない!

人間しか環境を悪化できないし、人間しか環境を取り戻すことができない!

植林しかないのですビックリマーク

まずもって先生は、成長の早いポプラを植え始められました。

内モンゴル自治区の恩格貝では、毎日10時間近くにも及ぶ作業を続けました。

遠山先生は中国の植林の合間を縫って日本へ帰国するたびに、新聞や雑誌のインタビュー、テレビ出演、セミナー出席などに奔走し、砂漠の開発・整備事業のPR活動を行うほか、砂漠緑化のために精力的な募金活動を展開されました。

「緑の協力隊」により、10年間で335チーム・7000人余りが日本から恩格貝に赴き、中日友好のシンボルとなる樹木を平成13年までに約300万株を植えました。

今までに植えられた木の約80%が活着しています。
森が生まれ、生態系が多様になり、動物たちが戻り、ついには湖までできました。
その結果、今では山羊や羊の放牧で暮らしていた砂漠の民に新しい産業を興しました。
砂漠観光を代表する野菜農園(温室管理)、オアシス村が誕生し、毎日のようにバスや乗用車で乗り付ける観光客やラクダ試乗や乗馬、サンド・ボード(砂スキー)、モーターボートなど遊園地が活気づいています。

また、植林事業はマスコミを通じて中国全土に伝わり、多くの中国人が関心を寄せるようになり、ギクシャクしがちな日中関係にとって、遠山先生は貴重な存在となっていました。
抗日運動が高まれば中国政府は遠山先生と緑の協力隊の植林ボランティア活動の映像をTVで流し運動を何度か抑え込みました。

平成16年8月に 来日した江沢民中国国家主席と固い友好の握手を交わした遠山先生の服装は、農作業着で、「これが私の制服です。」と江主席に言いました。
中国政府は遠山先生の偉大な功績をたたえて銅像を建立しました。
生前に銅像が建てられたのは、かの有名な毛沢東と遠山先生の二人だけだと言います。(人民日報記載)遠山先生は「緑色大使」の称号を与えられました。
遠山先生が肺炎のため97歳で亡くなった時、人民日報は故・遠山先生の生前の活動を紹介する文章を掲載し敬意を表しました。

また遠山先生は、1986年にローマ法王をバチカンに訪ね、「法王さま、ご立派な法衣を着て祈っているだけで世界は救えません。
あなたも作業着を着て沙漠に立ってください!
そうしなければ人は救えません」と、並み居る人々の前で淡々と法王を説教した人として、知る人ぞ知る人である。

特に僕は遠山先生から目を掛けて頂いておりました。
元々、僕は柔道4段で緑の協力隊の荒くれどもの教育係りだったのかもしれませんが。。。
日本沙漠緑化実践協会の評議員を務めておりました。
先生は鳥取から大阪経由で行かれるので、よく伊丹空港まで祖母が作った梅干を先生に手渡しに行きました。

遠山先生が生前僕によく言われたのは、「物事はやってみなけりゃ分からん。やらずに考えたって駄目。やれば出来る、やらなきゃ出来ない。続けさえすれば、成功だ。やめた時が、失敗だ。」・「あせらず、あきらめず、これが大事。」・「考えること。考えて、良いとなったらやること。考えても、やらなきゃ駄目。」・「目標の無い人生は、闇。ただ、生きているだけだ。」
君の考えはとてもりっぱだが行動が伴なっていない!
そんなの誰にだってできる!まずは行動あるのみだ!知識より実践することだ!とおしゃっていました。




『信長と真っ向から闘い、信長から一目置かれた町』~大和・自治都市「今井」



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