病気の進行と共に咀嚼や嚥下機能も低下する。
繊維質なものや弾力のある食べ物は食べれない。
嚥下機能も落ちてるので飲み込む時は意識を集中するようにしてる。
呼吸器をしているので吸気と呼気のタイミングに合わせて飲み込んでいる。
そのタイミングを誤ると誤嚥するので慎重に食事をしてる。
病院での食事は刻み食だ。
見た目は食欲をそそるものではないけど、誤嚥のリスクを減らすにはやむを得ない。
刻み食は噛む回数が少ないので、体力的にも楽だし嫌というわけでもない。
噛むことは大事なことなのかもしれないけど、疲れて食べれなくなるほうがもっとダメだからね。
一番怖いのは食べ物を誤嚥することだ。
気管や肺に異物が入ると誤嚥性肺炎を引き起こすからだ。
オレも何度か誤嚥性肺炎に苦しめられたよ。
誤嚥性肺炎ならまだしも詰まらせて窒息というのが怖い。
以前に一度オレも死に掛けた経験がある。
息ができなくて助けを呼ぼうにも声を出すことすらできず…
周りの人が気付いてくれてなんとか助かったけどね。
もうチアノーゼが出ていてかなりヤバイ状態に陥ったことがある。
呼吸器をつけて食べることに慣れてからは誤嚥の回数は減ったね。
でもあまり過信してはいけないと想ってる。
油断は命取りになる可能性があるからだ。
自分自身の身体や病気のことを理解して、状態を見極め合わせていかなければならない。
それは誰だって好きなものを食べたいけど、リスクを背負ってまで食べることはオレはしない。
考え方はそれぞれにあって、リスクあっても自己責任や家族同意のもとで食べてる人もいる。
病院側としてはリスクはなるべく取り除きたいだろうけどね。
オレは刻み食でも何でも食べれるだけ幸せに思うよ。
食べる楽しみというのも生きていく上では重要な要素だとオレは想うから。
食べられるうちは楽しみたいと想ってるよ♪