ニュースなどでも時々見かけるようになった、
クローン技術
導入に対する倫理観はもちろんのこと、
安全性やコストなど、残された課題も多いのが現状のようです。
倫理観はやはり、人が生命を作って良いのか？
という事になります。
しかしよく考えたら、
もうすでに禁断の領域に踏み込んで、
さらにその恩恵を受けているのではないか⁇
動物のクローンはすでに成功し、
人間のクローンも実は公になっていないだけで、
実はもう成功している
そんな話も聞こえている状況です。
でも実際は、“クローン” という言葉を使わないだけで、
広義では体外受精だって、細胞の培養技術だって、稚魚の放流だって、
充分クローン技術の範疇と言えるのではないか？
どれもその効果、成功率、普及率においても芳しいとは言えないけど、
我々はすでに命をコントロールするという意味では、
すでに踏み込んでいるのだと思います。
人のクローンというと、成人した状態で生まれてくるようなイメージもあるけど、
赤子からのスタートになるわけです。
となると、
ほぼすべての成長環境が同じでないと、
人格形成において同じ人間にはなり得ないんじゃないでしょうか。
というかそんなこと、不可能であることは明らかです。
自分個人の膨大な選択の場面にしても、
あのとき何故それを選んだのか？
答えられるものもあれば、
単なる偶然レベルのことだってある。
そうやってここまで来たわけです。
ドッペルゲンガーならまだしも、完全に同一人物というのは、
あまりにも無茶かなと。
不確定なことを言い難いからか、
誰も魂の存在について語ろうとしない事には、
非常に危うさを感じます。
心や魂の定義や、それは肉体のどの部分に入っているのか、
これを説明、証明できていないのも、
命を“モノ扱い”に逃避する口実になっているようで、
どうにも違和感しかない。
魂の乗せ替え、あるいは転生までコントロールする
ここまでやらないと、本当のクローンは出来ないはず。
それを先送りにしてでも、
心と胃袋の隙間を技術で補填するような事をして良いのか？？
真に問われているのは、この部分だと思います。
もちろんそんなことをやって良いはずはないと、
わかっているはずなんですけどね。
今日もご覧頂き、ありがとうござます。
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