今日は夏至です。
夏至にまつわる風習を調べてみると、
なかなか興味深かったのです。
本日6月21日は、夏至、大明日、天恩日、往亡日です。
夏至は暦の中で、もっとも昼の時間が長い日です。
冬至ならば、かぼちゃを食べたり、柚子湯に浸かるなど、
定着した風習がありますが、夏至というのは、梅雨の時期なために、
農業が主体だった昔には、稲が雨や湿気にやられないように、
この時期から田植えをスタートしていたとか。
そのため風習だなんだと、小洒落たコトをやってる場合ではなかったようです。
関東、奈良、和歌山では、
田植えが終わるころの「半夏生」に、ちょうど収穫された麦で、半夏生餅を作って食べる風習があったそうです。
関西ではその半夏生に、足の多いタコのように、大地に根ざすゲン担ぎで、タコを食べたとか。
こうして調べてみると、なかなか面白い逸話が出てくるものですね。
大明日、天恩日は、神さまや太陽を同一視する向きもあるという点で、
その光、恩恵が隅々まで行き渡るありがたい日
と考えて良さそうです。
往亡日は、
往きて亡くなる、という意味で、外出そのものをNGとしています。
…いやいや、ンなコトできるワケないっしょ。
ですね。
なので、あえて往亡日を踏まえるなら、
不要不急の外出や、余計な道草などはあまりしない
このくらいなら、なんとかなるのではと思います。
今日もご覧頂き、ありがとうござます。