今さらながら、最近よく使われる言葉で、
時として大変空虚に聞こえるものがあります。
それは、
「安心安全」
という言葉です。
理不尽な事故、人災、災害などから、
一般人を保護するための言葉として、
二つの言葉を合体させて使われるようになった。
けれども、
なにかにつけて、この安心安全を使われると、
逆に無神経な言葉にさえ聞こえてくる。
一応確認ですけど、
「安心」は、不安が取り除かれた心理状態
「安全」は、事故や災害から守られた状況
コレでおおむね間違っていないはず。
日本だけなのかは分からないけれど、
今聞こえてくる安心安全は、
過保護だったり、出来もしない保障をふりかざしているように聞こえたりで、
なんとも胡散臭く感じるのです。
一度思い返してみたい。
戦後、昭和という時代、日本国、日本人には、
ボロボロの街と経済、敗北した劣等感から立ち直るために、
必死に働き、奇跡の復興を成し遂げた。
それを支えてたものは何だったであろうか?
熱い情熱だったのではないでしょうか?
失敗を恐れないチャレンジスピリットではなかったか?
安心安全なんて担保されていただろうか?
復興を生きた先人にはおそらく、何も無かったんじゃないでしょうか。
本当は分かってるはずだ。
誤解を恐れずに言えば、安心安全なんて幻想であることを。
今日もご覧頂き、ありがとうござます。