同僚や同級生が、じわりじわりと一線からフェードアウトしたり、
コンディションを維持できなくなっていく。
自分にも、同様のことが起き、
他人事とは思えない。
そんな中で、およそ10年ぶりに会った同級生。
彼は優秀なトロンボニストであり、
切磋琢磨したライバルでもある。
驚いたことに、少しも衰えたいないようなのです。
楽器をコントロールする力は、
ワールドクラスに近いものがある。
ただ、あまり芳しい活躍ではなかったようです。
なぜか?
協調性が無いからです。
そして、ビッグマウスでもある。
その上、本番では実力以上にミスが目立っていた。
わたしも人のことを言えたものじゃないけど、
力の使い方のベクトルが違うのは、間違いない。
とんがっていた時代が無いわけじゃないけど、
いつまでもそんな状態ではいられませんからね。
しかし彼は、変わっていなかった。
良くも悪くも。
どうせやるなら周りのプレイヤーに、
一緒に演奏して、気持ち良い
と感じてもらえる者でありたい。
わたしはそう思うけど、
彼の場合、ちょっと希薄なのでしょうね。
正直わたしも、あまり一緒にやりたくないです。
ただ、若いときならまだしも、
そんな段階ではない。
自分を貫き通すのも、一つの生き方。
大いに刺激を受けることができました。
今日もご覧頂き、ありがとうござます。