今のように、疫病、戦争など、人類そのものの危機になると、
精神性、霊性、スピリチュアルという分野が、
ひどく脆弱なものである気がします。
人々の精神にも物質的にも余裕がなくなると、
スピリチュアルなどとはとても言っていられなくなる…
残念ながら、これは事実だと思います。
精神や魂は、
目に見えない、極めて流動的なものであり、現実的に起こっているコロナやウクライナ情勢には、
今のところなんの役にも立たないのですから。
残念ながらこれは紛れもない事実です。
第二次大戦でドイツの捕虜収容所からの脱出を描いた映画、
「大脱走」
英語のタイトルでは、
" The great escape " でしたか。
捕虜側の英国将校が、敷地で耕作させ、作物を収穫しようとしていた。
その際に、英国の将校が、ドイツの将校に言ったセリフが、
ずっと記憶に残っています。
「花は腹の足しにならん」
これはつまり、
本当に困った時に必要になるものは何なのか…?
それを端的に表現した言葉として、強烈な印象を受け、
しっかりと心に刻まれています。
同時に、
目に見えない幽霊やオカルトは怖いけど、
本当に恐ろしいものは、
生きている人間そのものなんだ、という事実も、
我々は目の当たりにしているのです。
音楽にしても、スピリチュアル、オカルトにしても、
平和だからこそ成り立つものだったのだという事を、
今、まざまざと見せつけられているのです。
それでも、我々は心を持っている。
魂を持つ者であり、精神を持つ者である。
人知れず、損得を超えて、瞑想を続けること。
意味なんて無いし、何の役にも立たないけど、
次元を超えて後々効いてくるのだと思います。
意義を見出すような気の利いた言葉すら、見つかりませんけどね。
今日もご覧頂き、ありがとうございます。