利益は「創る」もの!(豚ロースブロックから?) | トリニティーコンサルティング四元圭のブログ

利益は「創る」もの!(豚ロースブロックから?)

普段、経営コンサルタント業務の中で、そもそもの発想の違いを感じることがあります。

後追い的に、利益が「ある」とか「ない」とか議論されている場面ってありますよね?
原価も後追い的に「高い」とか「低い」とか議論されることがありますよね?

すごく違和感を感じます。利益はアイデアや労力や人脈や経験やその他諸々を駆使して「創る」が正しいと思います。

飲食店経営者でもある四元が、休日の持て余した時間を利用して、利益を創ってみようと思います。

まずはコレ。何の変哲もない真空パックされた国産豚ロースのブロック肉。100g130円(精肉業者価格ですから小売よりは安い価格ですね)で833gですから1,083円です。


(飲食業の皆さん。原価管理のために、メニュー開発の際には必ず測りましょうね。余談でした)

コイツを低温調理します。そのまま低温調理器にぶち込むだけです。


菌の問題を考えるとコレが一番安全ですね。

食中毒に配慮して芯温を70℃まで高めたら取り出し、表面をバーナーで炙ります。

これでほぼ完成です。あとはどんなソースを合わすかで何料理にでもなります。


通常のコース料理のメイン(肉)のポーションが80gですから、コース料理でも10人前取れます。

居酒屋のツマミなら50gくらいで、野菜類を添える感じでしょうか?

悪く考えても80gで最低540円では出せるでしょうから、10人前で1,083円の原価(調味料抜き)に対し5,400円の売上です。原価率は悪く考えても20%程度に収まります。つまり利益は創れたことになります。

時間は2時間ほど掛けましたが、大した手間は掛けていません。

利益管理も原価管理も、後追い的に測るものではなく、能動的に創り上げるものだと思います。

今回作の低温ローストポークは、父の日プレゼントとして実家に持っていこうかと。醤油とみりんベースの甘辛いタレに漬け込みます。