2020年7月24日(金)、梅雨が長引いているし、新型コロナ・ウイルスが治まる様子もないので、家にいることが多い今日この頃です。
インターネットで、何か面白そうな話題を探していたら・・・「世界一黒い物質」というものを見つけました。
その物質は、英国Surrey NanoSystems社が製造する「ベンタブラック」という塗料です。
黒さの尺度は可視光の反射率で表され、反射率0%であれば真の黒ってことになります。
ベンタブラックには何種類かありますが、最も低いものの反射率は0.036%だそうです。
ペンタブラックを塗った物体は、人間の目にどのように見えるのでしょうか?
■ベンタブラックを塗ったブロンズ・マスク
光を全くと言っていいほど反射しなくなるので、凹凸も遠近感も感じることができません。
※ペンタブラックのカタログは ⇒ こちら
そして・・・何と!ベンタブラックで塗装した車がありました。
■ベンタブラックで塗装されたBMW X6
BMWが2019年9月開催のフランクフルト・モーター・ショーに出品して話題となった超特殊仕様車です。反射率1%の建築用途向けベンタブラックVBx2で塗装された車は、光をほとんど反射しないので、まるで2次元のベタ塗りの絵のように見えます。
こんな車に乗っていたら、人目を引くこと間違いなし!
でも、他の車のヘッドライトが当たっても反射しないので、夜は危なくて走れませんね・・・。
<追記>
その後、マサチューセッツ工科大学の研究チームが、反射率0.005%とベンタブラックの10倍以上も黒い物質を発見したそうです。
※その記事は ↓