銀座300Bar again | ラジオ!Yotsugi Busters!!

銀座300Bar again

どーも、オハラです。

以前にも報告をした、銀座300barに僕たちはもう一度突入をしてきました。

銀座300 barというのはその名の通り、1杯300円で飲める立ち飲みbarで、
今やナンパの巣窟となっている東京のホットスポットである。

今回で2度目だが、今回改めて感じたのは人が明らかに前回より増えているということ。
たぶん、ネットなどでみんな噂を聞きつけてやってきたんだと思う。

しかも男の割合が7割くらいになっていて、女性の方が圧倒的に少なくなっていた。
このBarに行けば確実に男が声をかけてくれること請け合いである。

それにしてもすごい人だ。満員電車状態でごった返している。
もしかしたらこれは消防法か何かに引っかかるんじゃないだろうか?
こんなに狭いところで禁煙にしているわけでもないのでいつ火事が起こるかもわからないし、
せめぎ合っている中での避難は将棋倒しなども引き起こしかねない。
オーナーもこんなに流行ると思っていなかったんだろう。

冷静に男女間のやり取りを見ていると、いわゆるオラオラ系が優勢なのはわかるのだが、
明らかに女子が嫌がっているパターンも多く見受けられる。

男3人ぐらいで女子二人を囲んで馬鹿でかい声で話し込んでるものだから、
逃げるに逃げられない。でも女子の顔を見ればそれは一目瞭然だ、目を合わせていないし、
心から目が笑っていない。

女子側にも何かYes No枕的なものを渡して、意思表示をはっきりさせるシステムを導入した方が良い気がする。
なので、モデルみたいにかわいい子はここには来ない方がいいかもしれない。
ひっきりなしに男が言い寄ってきて、正直迷惑に思うはずだ。

僕たちは今回もう一店舗の方にも行ってみた。
こちらは東銀座駅の近くにあり、規模は一緒だったが、それほど混雑していなかった。
まずはビールを購入するために、列に並ぶ。
丁度後ろに並んでいる男(A君と呼称)がそのA君の後ろに並んできた、
まあまあかわいい茶髪の女の子をナンパし始めたようで、
いい機会なのでこの男のナンパ術を学ぼうと思い、耳を傾けた。

内容は、その女が中野に住んでいるので、「自分も昔中野に住んでいたことがある」という
本当か嘘かわからないことをのたまい、「中野と言えばつけ麺が有名ですよね」という他愛のない会話だった。
「色々中野の良い店知ってるんで、今度紹介しますよ」と男が言った。こうして男は連絡先をゲットしていた。
こんな感じである。

ビールを購入し、ウィリーさんの元へと近づく。
ウィリーさんはずっと目の前のテーブルで話し込んでいる男女を怪訝そうな顔で見ていて、
「あの子、絶対に嫌がっているよな?」と言った。
良く見ると、もう40を過ぎてそうなM字に禿げあがり始めている佐川急便のドライバーという感じの男が、
自分の持てる知識を総動員して22歳くらいの女子をナンパしていた。

身振り手振りをダイナミックに交えつつ、口説くその様は必至そのもの。
女子は嫌がってるようにも困っているようにも見えた。まあ、せっかく話題の300 barに来たのに、
何で私は40近いおっさんにナンパされなきゃいけないのだろうと困惑しているのだろう。

もう少しBar内を散策しているとトイレ付近の壁際で、今注文を終えてきたばかりという感じの
女子が2人やってきた。

これはチャンスをウィリーさんが早速駆け寄って話かける。
うまいことつかまり、僕たちとの会話が始まった。

まずはどこから来たの?とか仕事は何してるの?とかそういうことだ。
結構酒を飲んでいたので、この二人が何をしていたのかははっきりと覚えていない。
たしか銀行員か事務員だったような気がする。

話を聞くなり、この二人はもう結婚する気満々という感じで、このBarにも結婚を前提にした人間を探しに来ているようだった。
二人とも最近彼氏と別れたばかりという。

正直、この二人はあまり容姿が整っている感じではなかった。
暗闇でもそう感じるのだから、日の光の下でこの二人を見たらどう思うのだろう?

何の気なしにその元彼の話を掘り下げてみた。
何で別れてしまったのか?どういう人と付き合っていたのか?

片方の女子は前の彼は結婚を真剣に考えていなかったようだった。
そしてもう一人の女子は元彼の仕事が嫌だったと言ってた。

「何の仕事してたの?」と訊くと、どうやらいわゆるホストをしていたらしい。
どこぞの飲み屋で変な男にしつこく絡まれていたのをさらっと助けてくれたのが出会いのきっかけだったらしい。
なかなか良いやつではないか?でもホストという仕事を後に知って、少し疑問に思ったという。

解らなくもないが、それだけの理由で別れたのか?ついつい僕は口をついて「それだけで別れたの?」と言ってしまった。
しかも話を良くきくと、その男はもうホストをやめて、配送業か何かの仕事にちゃんと就職をしたらしいのだ。
立派じゃないか。きっと彼女との将来を考えて、安定して稼げる道を頑張って探したんだろう。
なんだかそのとこが不憫に思った。むしろ、この女子はその男に何の文句があるのだろう?
ホストなんだから、容姿も整っているだろうし、絡まれている女性を放っておけない正義感に燃えているし、
わざわざその女子との将来も見据えて転職までする徹底ぶり。

これでこの女性がモデル並みの美貌を持ってるとか、炊事洗濯家事が完璧にできるとか、
何か強みでもあれば選り好みする理由も納得できるが、どういう了見なんだろう?
世の中には修復不可能なくらいの大ゲンカをして泣く泣く別れるカップルもいるし、
避妊具がちゃんと機能せずそれが原因で泣く泣く別れたカップルもいるのだ。

留学中にも思ったのだが、僕はこういう「男を冷蔵庫を買い替えるようにとっかえひっかえ」の女が大嫌いなのである。
「ええ、わざわざ転職までしてくれたのにもったいない」と僕が言うと、「まあ、あと性格も合わなかった」と付け足した。
「後付っぽいね」と僕が言うと「まあ後付だけどさ」と彼女も認めた。まあここはほぼ自分への言い訳だと思う。

せっかくウィリーさんが声をかけてくれた女の子だったけど、僕はなんだか悲しい気持ちになった。
結婚ができないのはこういう女子の態度にも原因があるんじゃないだろうか?

全てが全てこういう女子ばかりがこの300barに来るわけではない。
中には清らかな女性もいればおしとやかな大和撫子もいるだろう。

僕ももう30歳だ。結婚までこぎつけるのは大変だと思うけど、
真剣に交際できる女性が欲しい。

周りの友達がどんどんと結婚して地元を離れていってる。
家庭をスタートさせ、もう古い友人のことなど構っていられなくなるのだ。

このまま自分がどんどん孤独に陥るのが怖く思えてきた。
良い伴侶が得られないのが、人生で何よりも不幸なことかもしれない。

そろそろ出会い系なるものを頼ってみようか…。

オハラ