コントン沼。

大蛙たちがいつもどおりギャブギャブ騒いでいる。ザリワニが陸に上がった。

 

大蛙①(仮名.)「ギャブギャ(来たぞ.)! ギャブギャ〜ブ(逃げろ〜.)!!」

 

ザリワニは大蛙の群れを見もせず歩いて沼から離れてゆく。

 

大蛙①「ギャブ?」

大蛙②(仮名.)「ギャブギャブギャ(どうしたんだ.)!?」

大蛙③(仮名.)「ギャブギャブギャ〜ブ(帰ってくるな.)!!」

 

ザリワニの全身から沼の汚泥が垂れ落ちている。すっかりヒト化した。なぜか左手にペンチを持っている。

 

数日後、土曜日。キバリヤ市モノボケ町。

ケンシェルが背の翼を丸めてリュックサックのような形にして来た。黒いニット帽子をかぶって、服もいつもと違う。テレラエルに見つからないように。火苑の剣は氷鞘に収まり、さらに厚紙で包まれてポスターのようになっていて、翼に挟まっている。

 

ケンシェル「お。行列には なっとらんけど待ちがおる。」

 

カフェ ポンシュ・ミズデワールは、その日と翌日、占い師 ウラナッチャ・ベンガランが通常の半額で占ってくれるイベント中。