翌日。ツクゥルofモンゼ校長室。

ケンシェルとザンルイとアマキとヤァ坊が前日の事件について話している。

 

ケンシェル「ザンちゃん、中庭 事件の侵入者がテレラエルやったこと、内緒にしとったんや。ごめんな。」

ザンルイ「いいすよ。親父そういうやつっすから。」

ヤァ坊「あの時、ぼくを連れ帰って調べたいと言ってました。」

ケンシェル「面倒なことになったな〜。…ヤァ坊の怪力を知っとるから準備してきたんやな。ほんまガリバンくんがいてくれてよかったわ。今日も休んでもろてるけど。ヒトに戻れたんやな。なんで変身したんかも、なんで戻れたんかも、わからんな。」

ザンルイ「…こどもの頃、夏祭の金魚掬い屋でゲットしたんすよ。ヒト化してツクゥルに来た時は判らなかったんすけど、普通に喋れるようになってきたら、'ザッちゃん'…昔 飼ってたザリガニだって気付いたんすよ。」

アマキ「金魚掬い屋でザリガニ?」

ザンルイ「店のオジサン、ヘンな人だったんすよ。金魚がザリガニにやられるのを見せて こどもの反応を楽しんでたみたいなんすよ。」

アマキ「え〜…。」

ケンシェル「それがテレラ ザリガニやったと。でも何が特別なんやろ。火事のあと行方不明なったんよな。」

ヤァ坊「火事。」

ザンルイ「…●身売買の組織がしくじって、親父が自宅で焼死したふりを。」

アマキ,ヤァ坊「…」

ケンシェル「あん時の死体、そのしくじった男の上司やったんよな。なんちゅうたっけ。…'サツキ'か。そいつはサメからのテレラ人で鰓が残っとったんや。ソクホードリに洩らされとった。警察の上層ともテレラエルは取引しとったから隠されとったんやな。…余談やけど。」

ザンルイ「…昔よく遊びで実験してたんすよ親父。火事の前にザッちゃんに何かしてたんかも。…あ。校長って、まだヤァ坊の飼主ですよね。」

ケンシェル「ん。飼主ちゅうか、いまは保護者やな。」

ザンルイ「部費じゃきついんで、ヤァ坊の服 買ってもらえますか。4着。昨日 破れて、もう洗濯できないんすよ。」

ケンシェル「え。いままで負担しとったんか。…ああ。いろいろ異常でまともにできてへんかったな。ほんま すんまへん。ヤァ坊のは全部 請求してください。」

 

セヤカテ市。テレラエルの根城。

 

テレラエル「…あいつ、ザンが飼ってたザリガニか? …ヘビの遺伝子を組み込んで…、ザンがいない時に牛肉や'タカレイニンジン'を食わせてたな。…あの火事で死ななかったか。」