校長室。

ケンシェルが電話でエレッシェルと話している。

 

ケンシェル「最近 誰か実を採りに来んかったか? ………せやったっけ。……うん。次は…次? 剣があるから二人で守れるで。…うん。すまんかったな、誰か来とったとしたら。」

 

戸がノックされた。

 

ケンシェル「! じゃ、またなエレちゃん。……うん。ほな。」

 

通話終了。

 

アラタナ「トキミです。」

ケンシェル「おお。どうぞ!」

 

アラタナ入室。

 

アラタナ「遅くなってすみません。…火苑の剣です。」

 

アラタナは適度な長さの剣をケンシェルに渡した。

 

ケンシェル「おおきに。なんか すんまへん。」

アラタナ「いえ。会いたかった人に途中で会えたりして、よかったです。」

ケンシェル「それはよかった。…」

アラタナ「? …ヤァ坊は…。」

ケンシェル「…ああ。家出しとったけど戻りました。ちょっと いろいろあって、いまはアマキんところにいます。」

アラタナ「? …そうですか。」

 

アラタナは辞表を提出した。

 

ケンシェル「!! やっぱ…いや、そうなりましたか。」

アラタナ「わけは…一身上の都合ということで。すみません。」

ケンシェル「ええですよ。いままで ありがとうございました。」

アラタナ「こちらこそ。お世話になりました。あと数日よろしくおねがいします。」

 

廊下。

アラタナが校長室から出て歩きだすとザンルイが来た。ザンルイは校長室の隣の水生生物 飼育部屋に住んでいる。

 

ザンルイ「! トキミ先生! みました! かっこよかったです!」

アラタナ「ありがとう。元気そうね。いつもだけど。」

ザンルイ「ヘヘ。あ。最近ガリバンがすごいんですよ。特訓してるらしくて、カタコトじゃなくなったんです。」

アラタナ「…ああ、あの'テレラ ザリガニ'だったコね。台詞もらえるといいわね。」

ザンルイ「はい! ヤァ坊も がんばってます。」

アラタナ「!? …あ〜。なるほど。そう。楽しみね。」

ザンルイ「はい!」

 

数日後。休校日。

ツクゥルofモンゼの校庭。

 

アラタナ「…'シュラチックshow界'…。……越層!!」

 

アラタナは一瞬 強い光に包まれ次の一瞬でその場から消えた。

ケンシェルは校長室の窓から見ていた。

 

ケンシェル「…」

 

ザンルイは自室で一瞬の強い光に気付いた。

 

ザンルイ「!?」

 

ザンルイは窓を開けて校庭を見た。

 

ザンルイ「? …雷かな。」

 

校長室。

 

ケンシェル「越層は、行先によっては記憶も設定も変ってまう。目的に合わへんタイミングだったりもする。…よほどの事やな…。」

 

水生生物飼育部屋。

 

ザンルイ「…なんだろ。何か失くしたみたいなかんじ。……」

 

アーム城。

 

QON「フフフフ…」

リエ「声が…頭の中で聞える。」

コブチャガン「一級試験! 試合をおねがいします!!」

QON「消えたいのかしら〜〜?」