8月4日、観劇 しました。
 
人類の普遍的な問題の一つ'なぜ他人をコ口してはいけないのか'を定期的に投げかける作品。
一つの部屋に事情が異なるサツ人犯6人。性格もカブっていないのは劇の都合ともいえますが、世界の縮図となり実験のように みえます。
そもそも、この世に多くの人がいて争いが全く生じないはずがありません。現実の私たちも、この世という籠の中で蠢く実験動物かもしれません。文化的,精神的に進化して秩序を生むのか、ずっと方方で度度 大失敗しながら1%ずつ成長するのか。それをみているのは神なのか。
'ドウトク'の囚人は誰も助かりませんでしたが、'コ口したくてコ口した場合とコ口したくないのにコ口した場合では心の状態が異なる'という結果は示されました。善悪は相対的で、サツ人は戦争などでは許されてしまいます。だからといって全ての条件で許されては社会が成り立たない。それだけ。動機は怨みでも性癖でも なんでも、とにかくコ口したことを罪にするしかありません。
私は復讐についても長く考えてきました。いや、気にしてきました。武器や権力で可能になっていたら実行したかもしれない。そうならなかったのは幸運かもしれない。
'とりあえず それは悪い事'というのはかなり有効で、いわゆる'カッとなって'と犯行の間に'あんなやつも誰かの大切な人'という思考が入れば少しは悲惨な事件が減るのかなと思います。
 
殆ど、劇についてでなく道徳についての長文になってしまいました🌿
 
いま'誰の大切な人でもない人'も、のちに誰かの恩人になったりしますね。