青年Yには栄光が無かった。ろくに実力をもたない者がエラそうに他人に指図するなどがみられる環境に辟易する正常な価値観をもっていた。

彼が勤めた さまざまな殺風景な職場で得たものは、辛辣な客観的視点だった。

ある日、彼は奇妙な夢を見た。
ヒト型のロボットが胡瓜を素早く薄切りしている。そのロボットがツブヤキ場で広く知られ、購入を望む者が多くいたが、皆あきらめた。政府がそのロボットを兵器として採用したからだ。
夢は ここまで。
 
採用された その胡瓜 薄切りロボットは、車輪が付いた四足で支えられ中心の下部にある回転する球体で移動する。屋外の戦場で活躍できるとは思われないが、胡瓜を切る部分が改められた。ヒトの意識を切るようになった。
少人数の最高権力者は、流行病と戦争による民衆の家畜化を進めてきた。戦場で両軍の戦士たちは死傷者になるが、それは命がけの深刻な見世物。
 
♪♪
 
真の戦闘は民衆の対応。
思考できる一般人は情報を
拡散しようと文章を投稿。
貧乏であるほど言葉だのみ。
労働と労働の間の祈りは
他者に見えるように電波にのり、
見知らぬ家畜に吠えられながら
磨かれ事実に接近。だから、
改造された薄切りロボは、
背後に忍び寄り意識をcut!
どこから入った? デタラメみたいだが
鍵は簡単だ。入ったら
音も気配もなく潜伏。
夏の蚊のように近付く。
ロボらの仕事は寝落ちをさせるだけ。
短い睡眠を多数に。なぜ
そんな事に手間暇とカネ。
わけわからんと思ったらオモウツボ。
勿体ないなど無いのだよ
逮捕などされないやつらだ。
アタマのカタさは致命的。
否定的だろう全てに。
家畜なのだよ既に。
そして次の変異株のように、
次の改造で胡桃割りを装備。
 
♪凡そ流行りそうにない
オソマツな物語だけど、
下ネタで途切れて 
そのまま終るのは、
残念というか残尿感。
涙の痕は暫定的なものさ。
もう乾ききった。意識が
切られまくっても、
なん度も死んでも、
「蘇生」と言って
書き変える創世記。
Yeah♪