以下、大谷君と東大生のことを見ていて、思ったことです。

東大にいる人たちは、競争に勝ってきた人達なので、どうしても
「幸せ」=「人に勝ること」
になっているって思うんですよ。僕もそうでした。それは頑張る
ためのエンジンとしてはいいけど、でもそれで幸せといえるのか、
多分そうじゃないと思うんです。だって、上には上がいるから。

多分、より正しいのは、
「幸せ」=「好きなことをやること」
だと思います。ただ、食っていかなければいけないから、お金は
いります。

なので、少し修正をすると
「幸せ」=「好きなことをやって食えること」
だと思います。

これはかなり難しいことで、大谷君や藤井聡太君は、好きなことを
やって稼げているからいいけど、我々凡人は、なかなかそこまで
一芸に秀でることはできないんで、さらに修正を加えると、
「幸せ」=「まあまあ好きなことをやって食えること」
なんだと思います。

そして、
「まあまあ好きなことをやって食えること」
という職業で一番簡単になれるのは、研究者なのではと思います。
だから、僕がよく出す「40歳以上の人に聞いたアンケート: 

生まれ変わったら就きたい職業」(by 朝日新聞)でも、

不動の一位は「研究者」なんだと思います。


 

東大の私の同級生をみても、官僚になったり、商社に勤めたり、
色々な人がいるけど、仕事を楽しめているのは、やっぱり研究者
なのではないかと思います。

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しかししかし、いくら好きなことやるって言ってても、今の地球には、
絶対に考えないといけないことがあって、環境とか資源です。おい
おい、人類、どうすんだこれ。

それで実は、好きなこととは別に、本質的に、
「人に役立つこと」=「幸せ」
だと思うんです。

だから、科学として楽しくて、人に役立てる「地球化学」って、本当に
いい学問だと思う。

なので、地球化学をやることは、
「幸せ」=「まあまあ好きなことをやって、人の役にも立って、食えること」
だと思うんですよ。