所属する専攻を退職なさる先生から引継ぎを依頼されて、

東大の鹿島神流部の顧問になることになった。

これは古武術の1つであるが、鹿島神宮に由来するもので、

茨城県出身の私としては多少の縁を感じる。さらに

師範を務められている關文威先生(筑波大学名誉教授)の

お弟子さんである長沼毅先生とは広島大学時代お付き合い

していたので、そういう縁もあり、親しみが湧いてきた。

 

今日は初めて部員の方々とお会いしたが、皆さんこの武術が

とても好きなようで、また部員も結構多いようなので、頼もしい。

多忙のため大したことはできないが、幸い本拠地である

七徳堂は理学部から近いため、時々見学にいくぐらいはでき

そうである。もちろん自分が出身の軟式庭球部(現在副部長)は

とても大事であるが、鹿島神流部も是非発展して欲しいと思う。

 

鹿島神流の教育理念は

「初にして体を整へ 中にして心気人倫を養ひ

極めては宇宙創元の理を悟るに至る可し」

とのことで、これは理学部に通じるところがあるなと思っている。