今年は、今年も? 色々な方の訃報が流れました
あれはまだ、私がブレザースーツの制服がよく似合っていた高校生の頃

今の都庁が、新副都心と言われてまだ開発中だった頃
バブルという言葉を知らずに、日本中が最終段階の高度成長時代に湧きたっていた頃
新宿西口の広場に大きな黒いテントが現れました
黒い本体に黄色い目が二つ
それが四季のキャッツシアターの始まりでした
四季さんからお借りしました
これ、電車からもちらっと見えたりしたんですよね〜
まだ小学生だった妹が、誕生日プレゼントに行きたい、と分不相応なお願いをしたために、社会人になったばかりの姉と3人で観劇に行ったのでした
当の妹には少々難しかったようで、舞台そのものよりもお土産に買ってもらった黒猫カチューシャがとても気に入って、どこに行くにも付けていた覚えがあります
で、姉2人はと言うと
まんまと浅利慶太さんの策略にはまりまくりまして、ステージ周囲の回る座席を、その後2回ゲットする事になり、姉は四季の会に入会したのでした
それくらい、ステージ上のネコさんたちの歌もダンスも素晴らしく、購入したレコード!を聴きまくりまして、私なんかは今でも殆どの歌が歌えるくらいのはまりようでした
これは、電車ネコスキンブルシャンクス
私のお気に入りは、山口祐一郎さん限定でラムタムタガー
ナンバーに関しては、芝居ネコのガスからグロールタイガーまで


知らない人は、なんちゅー歌や、と思われますわな

ちょっと前にカラオケで歌ったら、あまりの長さに夫に途中で止められました

そこからは、姉の会員権を使って、「コーラスライン」、「ジーザスクライストスーパースター」、「ウェストサイドストーリー」などなど、観ましたねぇ
その内 帝劇のミュージカル、森繁さんの「屋根の上のバイオリン弾き」や鹿賀丈史さんの「レミゼラブル」に行き、しばらく四季から遠ざかっていましたが、結婚した直後に夫と友人カップルと市村さんの「オペラ座の怪人」を観劇
夫と友人の彼氏さんには、とても良い子守唄だったみたい

その後、アメリカ東海岸にいる間は、安チケットでブロードウェイのミュージカルをちょいちょい観てました
21世紀に入ってから、アメリカにいるのに、ドラマの染五郎さんにやられまして、歌舞伎にはまり、
アメリカから、理由を付けて帰った歌舞伎一時帰国までしちゃったり

私のご贔屓は染五郎ちゃんだったんだけど、今年は松本幸四郎さんになっちゃって、1月2月に襲名披露が行われました
私は、抗がん剤のための体調不良で観劇は断念





ライブやコンサートなら、動けるし態勢もある程度自由が利くけど、ちんまりして良い子で観てなきゃいけない歌舞伎鑑賞は、あの頃の私にはちょっと無理
で、先月は東劇のシネマ歌舞伎観てきました
面白かったぁ





私は染 x 亀 コンビが好きなの

2人の踊りも大好き💕
何年か前に2人で競演した三番叟、あまりの凄さ、美しさに歌舞伎座中大喝采❗️
涙出そうでした



今じゃ幸 x 猿 コンビになって偉くなっちゃったし、猿さんもテレビじゃ威張ってるお医者さん役なんかやっちゃってるけど、偉くなってもこの8月に又おちゃらけ弥次喜多やるらしいから、2人とも凄いわ〜



何としても行きたい所ですが、手術後だからなぁ
後半のチケット取れるかなぁ?
キャッツから歌舞伎まで、思えばどれだけ浪費、散財して来たか、、、、
いや、違う違う
心が豊かになった事か
これもみんな、浅利慶太さんのせいで散財

じゃなくて、浅利慶太さんのお陰で色々な夢を見たり感動したり、人生が豊かになりました

キャッツに出会ってなかったら、もっとコンサートとかに行っていたかな?
いや、アングラとか小劇場行ってたかな?
でも、ホントにこれまで良い機会に恵まれて、いい作品にたくさん出会えました
浅利慶太さん、ありがとう
そして、お疲れ様でした
これからも、もっともっと長生きして新染五郎ちゃんの息子さんの初舞台まで観るぞ〜いっ


