F1 2024 Rd.4 日本GP セクション編から是非ご覧ください




Red Bull

レッドブルは今週末今シーズンの初大型アップデートとしてサイドポッドの形状変更、フロアのアップデートを行なった


その成果として前戦オーストラリアよりも車の挙動が柔らかくなり去年から見られた尖った部分が徐々に薄れていっている


その部分が判断できるのは今シーズンペレスが鈴鹿でも調子が良かったことからだ

去年のペレスは前半数レースは良かったものの、特に去年の鈴鹿や後半のレースではまったくタイムが残せなかった

しかし今シーズンは複合型コースの鈴鹿でも2番手スタートし、ノリスにアンダーカットされるもののペース差で抜き返せていることは好調具合を表している


また鈴鹿でのパフォーマンスはタイヤ面で見ても申し分なく去年ほどの差は他チームとはないものの1-2フィニッシュできるだけの力は持っていた




Mercedes

メルセデスはアップデートゼロで挑んだ週末だったがタイヤに苦しむレースとなった


予選ではソフトでの一発のタイムも伸びずこれはSector1でのタイヤへの負荷がモロに影響しシケイン付近ではタイヤが終わっていた可能性が高い

また決勝では他のチームよりも早くから無線でタイヤの苦しみを訴え最終的なピット回数は他チームより多くなることになった


メルセデスは現状気温や路面温度が高くなるとタイヤのでグラデーションがひどくなる

その為夏に向け、この課題を克服できるかが2番目のチームになれる鍵になりそうだ





Ferrari

フェラーリは今週末も調子が良かった


予選でこそは思うようなタイムは残せなかったものの金曜日から出来の良さは伺えた


また決勝ではルクレールが路面温度的には厳しいワンストップ作戦を敢行しチームメイトサインツには作戦の違いでオーバーテイクされたものの見事4位フィニッシュした


今のフェラーリとは去年までのタイヤに厳しい車からマイルドなオールマイティーこなせるように進化してきているのでこのまま平均ペースが上がればレッドブルを倒すチャンスは多そうだ





McLaren

マクラーレンも今週末はタイヤに苦戦していたチームだった


予選では昨年の日本GP同様Sector1でのマージンを生かし上位に食い込む


しかし決勝になると気温の高いマクラーレンの苦手とするゾーンになりリヤの摩耗に苦しみグリップ力がなくなり早めのピットを余儀なくされた


しかしアンダーカットの強い鈴鹿ではそれが生きノリスが一時はポジションを上げたものの終盤には早めのピットが裏目に出てオフセットの違いで再び抜かれた


マクラーレンは高速セクションでの速さはあるがそこでタイヤを使うがゆえに全体的なまとまりに少し欠けている印象だった




Aston Martin

アストンマーティンは鈴鹿で多くのアップデートを投入した1チームだ


その成果を大いに感じアロンソが予選では5番手、決勝は6位フィニッシュと今年のアストンマーティンにとっては良い結果になった


一方ストロールは後方からスタートし中段勢の台風の目的存在になり終盤にはソフトで猛追するも追いつくには至らなかった


アストンマーティンはマクラーレンやフェラーリに比べるとまだ安定したパフォーマンスが発揮できていないが着々とトップに向けてパフォーマンスを上げてきているのでサマーブレイク辺りまでに何処まで進化できているか楽しみだ




Part2に続く