「第2戦サウジアラビアGPを総括」



今年のサウジアラビアGPはラマダンの影響で変則的な日程となり木曜日からの開催となった


木曜の時点では体調不良があるものの出走予定となっていたフェラーリのカルロス・サインツは金曜日に虫垂炎と発表されリザーブドライバーのオリバー・ベアマンに交代した


予選ではベアマンが11番手とあと少しでQ3進出といったところまでタイムを伸ばし、またどのセッションでも多くのドライバーが1秒圏内に入るなど激しい争いだった










決勝ではフェルスタッペンが1人逃げる中ストロールが壁に左フロントタイヤを当てコントロールを失いクラッシュしセーフティーカーが入ると一斉にピットインしタイヤを交換した


その後は何事もなくレースは進みフェルスタッペンのポールトゥーウィンの9連勝&レッドブル1-2フィニッシュとレッドブルが圧倒的パフォーマンスを見せつけた


またこのレースではコーナーカットをするマシンが多発しポジションをしっかり戻す者もいれば、入れ替えずにそのままキープし10秒ペナルティは受けたもののそれのせいでタイムを大幅に失う羽目になり今後このルールは変更されるべきものだと感じた


そしてこのサーキットだけの面で言えば1コーナーでしか実質的にパッシングポイントはなくかなりオーバーテイクの少ないDRSトレインが各所で発生していた






















Red Bull

レッドブルは今週マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレスと共に両者ベストなパフォーマンスを発揮した


ペレスは予選では3番手と流石2回勝利を収めているサーキットなだけに前戦よりも良いポジションからのスタートとなった


フェルスタッペンはポールポジションからのスタートとなりスタートから安定した走りでポールトゥーウィンを成し遂げた


またレッドブルはサウジアラビアGPでフェルスタッペンが勝利したことにより史上4番目に勝利したチームとなった



レッドブルのパフォーマンスは現在予選では僅差の戦いになることはあってもレースペースは圧倒的なものを持ち今後は一発のタイムにも変化があるとかなり有利になる





Mercedes

メルセデスは今週末ルイス・ハミルトンが予選ギリギリまでセットアップに悩み、結局は軽いウィングに戻してレースに臨んだ


ジョージ・ラッセルはレースでは6位とハミルトンと共にかなりレースペース、予選ともに苦しみながらのドライビングとなった


フェラーリとレースペースをら比較すると0.5秒程タイム差が全体的にあり上位進出の鍵はレースペースの改善が最重要事項だろう






Ferrari

フェラーリはカルロス・サインツが虫垂炎となりリザーブドライバーオリバー・ベアマンに交代した


ベアマンは予選では0.176秒差でQ3進出を逃し1回目でタイヤを痛めていたのが仇となった


シャルル・ルクレールは予選では2番手フロントローと予選では良いタイムを残した


決勝ではルクレールがペレスにスタート直後に抜かれるものの自分自身の走りをし3位表彰台としっかりやるべきことを行なった


ベアマンは11番手スタートからスタート直後に何台か交わすと最終的に7位入賞と最高のF1デビューとなった


フェラーリはレースペースでは流石にレッドブルとはかなりの差があるので車を少しずつ早くし上手いセットアップを一戦一戦作るしかない






McLaren

マクラーレンは今週末ストレートスピードにかなりハンデを抱えていた


ランド・ノリスとオスカー・ピアストリ2人のタイムは予選でも僅差であったが車自体は良い状態とは言えなかった


決勝ではピアストリのタイムを見ると安定してなく1ラップごとにタイムが速くなったり遅くなったりと全体のタイムを安定させなければ上位進出は見えない






Aston Martin

アストンマーティンは予選では良いタイムを残すもののレースペースはがっかりするものだった


予選とレースペースの差が大きい限り順位は失うばかりで早急にレースペース改善が必要となりそうだ





Part2に続く