ライターへの道~ゼミ編~ ゼミ生の職業がすごかった
こんにちは!
昨日はライティング講座、いよいよ初の本科クラスに行ってきました。
本科は今までの講座と何が違うかってね
宿題が原稿用紙20枚になって、それを20本書ききるまで続くんです。
毎度変わっていくお題で20枚書いて、、まぁここまでは全然いいんだけど。
ゼミでは、それをみんなの前で音読するという地獄のような時間が待ってるのです。
それで、ゼミ生から評価や感想をいただいて、最後に講師の方から意見をいただく。
逆に、自分は他のゼミ生の発表したのを聞いて、感想を言わなくちゃいけない。
ドキドキワクワクもいいとこです。
いや、ドキドキしかないですw
僕のゼミは木曜日、昼のとあるクラスです。
これ、毎日どこかのクラスで色んな時間帯で行われてるので、なかなかの人数ですよね。
僕のゼミは全部で10人弱みたい。
本当は。
コロナの関係で通信に切り替えてる方が多いらしく、クラスに着いたら、席についてるのは僕とあと2人しかいない。
それと別に、後方に女性が2人。
僕はいつものようにギリギリに到着するので、講師の先生が喋り始めるところでした。
「遅れてすみません」
「遅れたっていいのよ、いや、あなたは遅れてないわよ。お名前は?」
「西郷です」
「西郷さんね、宜しくお願いします」
とーーーっても素敵な女性の先生。
年バレちゃうわね、とか言いながら色々教えてくれました。
講師歴30年だそう。
「ここでは、何気に業界の人が講義うけてたりするから、うかつに○○はつまらない、なんて言えないのよね~ははは」
と、ゼミあるあるなんかも披露してくれました。
ゼミで緊張する僕の方を言葉でもみほぐしてくれるように、明るいトーンで話してくれる。
「皆さんは月謝払ってるんですからね、堂々と、何度でも、どんなことでも質問してらっしゃい。『前言ったじゃない』なんて、私はぜっったいに言いません」
おぉ、優しい。
「脚本以外を目的とされた方もいると思いますが、答えられることは何でも答えます」
おぉー!頼もしい。素晴らしい。
「にしても、ここで30年やってきてますが、ゼミ生が3人の男子だけってのは初めてです。あ、ちなみにここにいるのは皆、新人ね」
そう。みんなドキドキ組でしたw
「本来は、先輩たちから発表してもらって、それにならって新人が読むんだけど、申し訳ない。先輩は皆さん通信クラスに切り替えてるので、実際にここへは来ません。君たちは今日書いてきたものをそのまま発表してもらいます」
後ろには女性が2人。
そうだよ、5人いるじゃないか!
しかも女性もいるじゃないか!
「ギャラリーがいないと寂しいので、うしろの見学のお二人も、今日は感想を言ってちょうだいね」
あ、見学ね。
ノーリスク組ね。
つまり、こっちの緊張が増えるだけのパターンね。
ちなみに、ゼミは毎回20枚書いてこなくても良いんです。
遅刻もOK。
ただ、課題の20枚原稿を20本書かないと本科を卒業できない、それだけのことです。
僕は最短でいきたいのでモチのロンで毎週書きますけどね。
「今日書いてきた人、いるかな?」
西郷ゆっくり手を挙げる。
心で祈る。
もう一人、せめてもう一人、たのみます。
「ふたりみたいね」
ひゅーー
ほっと胸を撫で下ろす。
この後、自己紹介をして(職業やゼミに来た理由など)、そして書いてきた人は作品の発表をする流れ。
「じゃあ、まずは、先に来た○○さん、自己紹介お願いします」
結論をさくっと書くと。
このクラスには3人の通いのゼミ生と、4~5人の通信のゼミ生がいて、3人のゼミ生は全員男子、全員新人。
その職業がこちら。
Aさん 現役の役者
Bさん 現役シンガーソングライター
Cさん 放送作家
Bさんが僕ですね。
ついさっきあるある話を披露してくれた通り、バッチリ業界の方紛れてたー笑
しかももう一人は役者さん。まぁ僕の職業も異色ですが。
ちなみに、役者さんが「役者をしています」と言わなかったら、僕は「会社員です」とでも言おうと思っていました。
あとから聞けば、放送作家さんは、僕ら2人が正直に職業を言ったので、言わざるを得なかったと言っていました。笑
今回宿題を用意してきたのが、僕と、僕より数歳若そうな役者さんのAさん。
Aさんからの発表だったお陰で、僕の心臓は飛び出ずにすみましたw
感想。
役者さんの作品、ホントに新人かよ!というくらい良く書けていたと思いました。
キャラ立ち、伏線回収、20枚でこんなにまとまるんだってくらい。
生徒さん全員からもとっても高評価。
先生も「新人とは思えない」と、とても誉めた上で、でも最後に主人公の心の描写が少し弱いとの指摘。
ちなみに僕の作品は、生徒さんや見学の方からはボチボチ。
「面白くなりそう...かな~とは思いました」とか、「ト書きが長い?かも?」と、どちらかと言うと突っ込まれ気味でした。
けっこうなクズキャラを主人公にしちゃったんですよね。
そうそう。
俺なんてそんなもん。すいません、
これから20週全力で勉強さしてもらいますー!!
と肩を落としかけたところで、最後のバッター、講師のおばさま。
「皆さん全員を敵に回すかもしれないけど、言います。私はとっても面白かった」
の先生の一言で、心からほっと安心。
伏線、回収、20枚のまとめ、天候の活かし方、キャラクター、映像描写、痒くなるくらい誉めまくってくれました。
でも、嬉しいというより、安心、
つまり自信がないからこうなる。
自信がないということは、自分の書いたものが良いか悪いか俯瞰で見られていない。
つまり、超素人。
そしてたまたま誉められた可能性が超、高いということ。
一喜一憂せず、自分に自分で評価をする前に、まずは20本書ききってから振り返ろうと思います!
ところでさ、どうでもいいけどさ、なんでライティング講座行ってるん?
って思った方もいると思います。
飛行機がない時代にアメリカに行くなら、まずどうする?
っていうブログ書いたっけ?
書いてなかったら書きますね。
まぁ、その理論です。
一見目的と程遠い行動が、自分的には最短ルートだったり。
そんな考え方です。
今は、「週1転職」のつもりで、時間を木曜日だけ制限してガチンコにライティングやってます。
ぶっちゃけ、
好き、楽しいって段階で勝ち試合。
プロになったも同然です。
かつて音痴と言われた僕が「好き」の気持ちだけでこの仕事ができたんだから、良く分かる。
ではでは、またこちらはこちらでご報告しますね☆