「所有」or「クローゼット」問題 | 西郷葉介オフィシャルブログ「雨のち路上」Powered by Ameba

「所有」or「クローゼット」問題

※注 今日は僕の思考ブログです。

自分の頭を整理するためにも書いていますが、マニアックなので、興味のある方のみ読んでくださいね(笑)



一昨日読んだ本に、こんなことが書いてありました。

「お金は、世界全体を大きく流れてる川のようなもの」

「入ったり出たりする度に、いちいち一喜一憂するものではない」

要は、お金を「所有物」と捉えるのではなく、必要だから入ってきて、必要な時に出ていくものと考えるべしと。

なるほどー。お勉強になりますー。



昨日、友人と会っていて、こんな話題になりました。

お金持ちの人で、よく靴を1000足、服を何百着と「所有」する人いるじゃーん。

あれってどうなの?

と、そんな話題。


僕の超個人的な考えですが、あれってとっても損してる気がします。

だって、自分の家を少なからず狭くして、恐らく8割は着ないまま処分する羽目になり、きっと洋服好きでしょうから新商品をまた沢山買うでしょ。

そうでしょそうでしょ?


それだけ量が膨大だと、もはやコーディネートも難しく、僕だったら頭ごちゃごちゃになる。
一方、世の流行は目まぐるしく変わり、家の服はほとんど着ないままゴミと化する!

だったらば。
だったらばよ。

そんなにお金があるなら、家の物を減らして、部屋と脳ミソを広く使って、街の店やレンタル店を「クローゼット」感覚にすればいいのに。

そうすれば、常に新しく衛生的で、流行最先端の「クローゼット」で、服を選び放題なのに。

俺がお金持ちだったら絶対そうするなー!

お金持ちだったらね。。。


まぁ、そんなくだらない話題。



ここまで、
お金に関して「所有」の考え方、物に関して「所有」の考え方、人それぞれ色々あると思います。



では、知識はどうでしょうか!

同じ本に、こんなことも書いてありました。

「自分のすべての短所を克服しているほど、人生は長くない」

マジでその通り。超納得。


(自分、植物の名前詳しくないから、)

(日本の歴史や世界の歴史、もっと知らないと恥ずかしいから、)

(数学もいつか子供に教えないと、)

(流行に乗り遅れないようにファッションも勉強しなくちゃ、)

(これからはプログラミングの時代だ、、)


言い出したらもちろんキリがなく、全てを知識として「所有」するかどうか、というのは、それぞれの好みや職業、人間性によって取捨選択されるんだと思います。


全てを取ろうとすると、とってもつまらないアベレージ人間になる気がします。

オリンピックの金メダリストが、多少お勉強できなかったり知識がないことをバカにする人はバカです。

その方は、ある程度のものを犠牲にしてまでも、金メダルを狙うことを選択したんだからそりゃ当然!!
変わりに僕らに感動を与えてくれます。



以前
「なんで中国語や英語がそんなに大事だと思うの?」

と友人に聞かれたことがあります。

「世界で友達になれる人数が、1億人から数十億人に増えるから」

と答えました。


「ポケトークみたいな翻訳機じゃダメなん?」

と友人

「機械を通じてしか会話できない人と、友達になれる?」

と僕。



この話は、お互いに分かり合えないまま終わりました(笑)
でもそれで良いんだと思います。
人によって必要なものが違うから。


実は、知識の「所有」に関しては、頭のどこかでボーダーラインをずっと探していました。

どこまでやるべきで、どこまではやらなくていいのか。

服の話を例にすると、
英語や中国語に関して、僕は「所有」すべきだと感じ、友人は「所有」でなく、「クローゼット」でいいのではないか、ということです。

人によって違うのは当たり前として、自分の基準はほしい。

今や、タブレットやスマホ、PCはあまりに身近で、AIができることもとにかく多い。

そして今後、身近に端末類がなくなることは、まず考えづらい。

だから僕は基本、調べたらすぐ出てくるような知識はタブレット等の「クローゼット」に頼り、「所有しない」ことを選択します。

それを「所有」するためにかかる時間を、音楽や友人と楽しい時間を過ごすことに使いたいから!


でも、曲を書いたり、人とコミュニケーションをとるのに、必要だったり便利になる知識は「所有」したい!


そのボーダーラインを間違えると、必要な知識が人生に活かせなかったり、反対に覚える必要のないものに時間を費やし、AIより遥かに性能の悪い「辞書人間」が完成してしまうかもしれません。


そのボーダーラインが自分の中で明確になれば、「これは本当に必要なのか?」という問いに、迷わず答えが出せると思ったんです。

簡単に言うと、
「所有」か「クローゼット」か問題。

ただ今、カフェの窓から見える子犬をぼんやり見てて、ついに閃きました(笑)


そのボーダーラインの基準がこちら!


「耐えられるタイムラグならクローゼット」

「タイムラグによって不便になったり損をするものは所有」


例で言うと、こんな具合です↓

よく着る服や下着、気にいったものは「所有」。いちいち街の「クローゼット」まで取りに行くのは不便だから!

数年に一度しか着ないものや、流行りによって変わるもの、そんなに愛してないものは「クローゼット」。

ほとんど着ないけど、これを持ってる自分に酔いたいから「所有」。

英語で話したいのに、単語をいちいち「クローゼット」から探していては、会話のリズムを崩し、感情の共有に影響する、友達になりづらいので「所有」。

めったに使わないような難しい言葉は、必要な時に調べればいいから「クローゼット」。

めったに使わないけど、この言葉は知ってた方(即答できた方)がカッチョいいから「所有」。

最低限の漢字や、ニュースは知らないと友達にバカにされるから「所有」。

講師として即答できないとナメられるから、使うか分からないけどこれは「所有」。

マーケティングは考え方のベースとして必要、タイムラグはストレスになるから「所有」。

HTMLは必要な時に調べればいいから「クローゼット」

機材に関しては詳しい友達がいるから「クローゼット」


etc...


自分が「所有」する間に人生が終わったら意味ないので、

不得意なものは得意な人に任せる。

持つ必要のないものは「クローゼット」にぶちこむ!

うんうん。
こうしてブログを書きながらも、脳がだいぶ整理されてきました。

僕の思考に付き合わせて申し訳ないです!
けど、僕はスッキリ(笑)


おぉ!
その考え方使えるねぇと思った方がいたら、ぜひ参考にしてくださいね!


余談↓

ちなみに、これはリアルクローゼットですが、「サマポケ」というサービスに、6箱くらい段ボールで普段使わない荷物を預けています。

1箱300円くらいだっけな?

必要な時にアプリの「クローゼット」から取り出せば、最短翌日届くという素敵すぎるサービス。

こちらも便利ですよ!
僕は回しもんじゃないですよ(笑)


今日も最後までお付き合いありがとうございましたm(_ _)m

ではまたねー!