コンクール予選、結果発表~と自己分析☆ | 西郷葉介オフィシャルブログ「雨のち路上」Powered by Ameba

コンクール予選、結果発表~と自己分析☆

皆さんこんばんは!


本日はこの10ヵ月、目標にしてきたピアノコンクールの日でした。


英雄ポロネーズが弾きたい‥


自分を試したい‥



そんな思いから改めて向き合ったクラシックピアノですが、なかなか自分の中では険しい道でした。



「英雄ポロネーズを弾きたい」


と恐る恐る口にした時‥



「よりによってなんでこんな難曲弾きたいのよ!」


と言いながらも、止めることもせず、「あんたには無理だ」とも言わず、

「とりあえずレッスンしにおいで」

と言ってくれた先生。




メインテーマのメロディしか頭にないままレッスンに行って、初日に自分がどんな難しい曲を選んでしまったのか思い知らされました。


そして‥メインテーマにいくまでのたった1ページの難しさに、早速西郷は殺されるのでした。



幼稚園の頃から習っていた先生とはいえ、デビューからの音楽生活で少しは成長した自分を見せたいのもあり、弱音だけは吐かないぞ!と決めていたんだけどね、



早速初日に

(無理かも‥)

と本気で思ったのは内緒です。w




先生も、僕が何処まで本気なのか分からないまま数回レッスンをしてくれていましたが、僕の譜面の読めなさにビビったはずですw

僕一人だと、ほんの2~3行を読むのに小一時間。


やっとの思いで2~3行読んでも、頭からの音符を全て忘れてるので、読み直し。

しかも遅すぎてメロディにもなってないので、覚えられない。。

途中で僕は悟りました。これではいつまで経っても終わらない、と。w



そこで、読むのに時間がかかりすぎるので、1音ずつ確実に暗譜することにしました。


そうすれば読み直しの時間が減らせるから。(本当は譜読みの訓練もしなきゃなんだけどね‥)


そうして1ヵ月が過ぎ、2ヵ月が過ぎ、ゆっくりだけど着実に譜面を進めていきました。


最初はメインテーマだけ弾ければ良いと思ってたのが、途中までの一区切りまでが目標になり、全編弾くのが目標になっていきました。


自分の歌手活動とリハビリが一番ベースにあって、次に作詞作曲、その次くらいの優先順位でピアノの練習をしました。



でも、厳密には3ヵ月が経っても4ヵ月が経っても、最初の1ページすらまともに弾けませんでした。

いやいや、なんなら最初の1行すらまともに弾けない。



でもある日ある時に、弾けなかったフレーズが突然弾けるようになって、すごく自分が上手くなった気持ちになって、

やっぱり翌日には全く弾けなくなったりして、また自信無くして、そんな繰り返し。


ホントは毎日何時間も弾きたいけど、優先順位を間違えると、僕は誰なのか、何をする人なのか、一体どこに向かってるのかも分からなくなっちゃうからwそうもいかず。

一度始めると他が見えなくなる僕みたいなタイプは、この優先順位を間違えるとちょっと危険です(笑)




そんな日々が続き、遅すぎるくらいのペースでしたが、一歩ずつ前に進んで、ようやく「発表会」「コンクール」という言葉が出てくるようになりました。



今年の8月に出た発表会では心臓が飛び出るほど緊張して、プレッシャーの弱さと、この緊張の中でも弾ききれない自分の未熟さを痛感しました。


本番は練習のようには上手くいかないのは、ステージに上がる身として少しは心得ながらも、歌ったり喋ったりするのとはまた違うギャップにやられましたね(笑)


(練習で弾けても本番では弾けないぞ!)

(もっと丁寧に、ゆっくり!)

そう言い聞かせて、苦手なフレーズを何十回も繰り返し弾く日々が続き、


発表会の反省点を調整をして、昨日コンクール予選に出演してきたという、、ざっとそんな流れでございました☆




で、


‥‥結論から言うと、


予選は通りました☆


でもハッキリ言って、僕よりみんな全然上手かったし、僕もやりたい表現が出来ず、練習したところをことごとく間違える始末。

手も震えて大変でした。


でも、みんな同じ条件で、僕より手が震えてた人もいたかもしれないし、手が震えてる上にお腹を壊してた人もいたかもしれませんからね。


メンタル面含め、まだまだまだまだ未熟だなぁと、そう思いました。


東京予選1、東京予選2に落ちた人も最後の砦として受けた昨日の関東大会。
エントリーしてる皆さんも緊張の様子でした。


まずは本選までのチケットを取るのが目的でしたので、その〈結果〉は喜びたいと思います。


内容はさておき、せっかくいただいた本選への切符。
2ヵ月という時間がまたできました。

次は聴いてる方がハラハラする演奏ではなく、ワクワク出来る演奏を目指して、改めて2ヵ月頑張りたいと思います!




それとこんなものを戴きました☆




ちょっと曲がっちゃったw

本選行ける人全員がもらえるやつだけど、それでも、やっぱり嬉しいもんです。

そして丁寧な審査員の方々のコメント。

音楽に愛のあるコンクールでした。








最後に、



西郷葉介は今どこに向かってるの?
と時々聞かれることがあるので(笑)少し書きます。


クラシックピアノ、英語、中国語、ギター、ボイストレーニング留学、、

確かに、どした?って感じです(笑)

どれも関係ないように思えて、全てが僕にとって意味を持ちます。


全てが行き着く場所は「表現」です。



何歳までに何をして‥

どこの会場で何人を集客して‥

どのくらいのペースでCDを出して‥


などなど、

そんな所から一度離れよう、離れたいと思ったんです。



聴く人が日本人だけである必要はないし、僕の表現法方がピアノと歌だけである必要もない。

2017年後半~2018年、活動が滞るなか、頭だけはとても柔軟に働きました。


〈やるべき〉ことをやる、〈良いとされてる〉ことをやるのではなくて、〈自分がやりたい表現〉をする。
これが大事だし、これからも続けていくための秘訣、そして結果お客さんにも喜んでもらえることになる、と思いました。

そしてそれにはまず、自分が表現をするための力をつけることが必要だと感じました。


例えば新アルバムのリリースはメチャクチャしたいですが、まずは自分が納得するレベルまで喉を治すこと、さらには今まで以上のスキルアップを図り、その状態でトライしたいと思っています。そのためのボイストレーニング留学、そのための英語です。


それはもちろん英語だけじゃなくて、いざ何かをしたいと思った時に、持ってる武器がないと戦えないから、今はその武器を作ってるところです。
それは5年後、10年後に答え合わせが出来れば良いのかなと思っています。


少し遠回りに見えて歯がゆい思いをされている葉っぱ隊の方もいると思いますが、西郷葉介は表現者としての西郷葉介に向かってるんだなぁと、そんな感覚で見守っていただければ嬉しいです。

そして、全部が無駄じゃなかった!ときっときっと思わせてみせます!


僕の挑戦を片目でも薄目でも良いから見ててほしいし、僕を通して、皆さんがちょっとした疑似体験をしてもらえれば嬉しいです。


葉介君がこれ出来るようになったから、私もひょっとしたら出来るようになるかも?と、そんなことを思ってもらえたら最高です。

誰かの背中を押したい、そう思って曲を書き始めましたが、それが曲であろうと歌であろうと、ピアノであろうと僕の生きざまであろうと、僕は幸せです!


歌手じゃなかったら僕は花火師になるのが夢でした。
幼稚園の頃はピアニストになるのが夢でした。

多分、何かしらの表現をすることが元々好きだったように思います。



キレイだなぁとか、良い音色だなぁとか、元気出たなぁ~!とか、これからも皆さんのそんな感情を求めて頑張っていきます☆



今回は長々と語ってしまいました(笑)

最後までお付き合いありがとう\(^o^)/


そんな感じで西郷は今後も走りますので、これからもどうぞ宜しくお願いします♪