今朝は、老松の定期入院の忙しい朝をまた迎えています。
先週は「具合悪そうだから帰って」と帰されました。
おかしな理由でしょ?でも、実は理にかなっている(笑)。個人情報なのでね、詳しくは説明しませんけどね、そうなんですよ(笑)。

で、一週間、いつものように過ごして今朝、
「ねぇ、そういうのは昨日の夜のうちにやっておくべきじゃない?」
「それ、今なの? いいよ、後で持っていくから!」
「ほら、もう時間だよ!私は遅れても困らないのよ?!」
家を出る時間も老松が決めたのに…

時間が押しても焦らない男である。
時に羨ましく思う。勿論、時に、だけ。
あとの大半は「トロイなぁ…コイツ、無理になのか?」と無言の圧を掛けている。
無計画でも不器用でもない男なのに、
時間を守らないた男でもないのに、
ある日、ある時、凄く時間が押しているのに全然焦らない。
大物なのか?いゃ、そんな筈はない!

マイペースで準備をし、私の目にはノロノロ、トロトロ…
「それ、今しなきゃいけないの?」
と、前歯の裏まで出た言葉をぐぐっと呑み込む。

私の数少ないポリシーとして、『出掛けや朝には喧嘩はしない』があり、これを良く守っている。
自分の掟を守るのは自分のため。
自分の言動が一番自分を苦しめることを知っているから。

一つや二つはため息つくけど、玄関で準備万端で待つ。
老松が玄関に到着しそうになったら、さっ!と出て駐車場へ向かう。

玄関で私が待たないことは「急いで」であり、
エレベーターで私が待たないことは「遅いよ!」であり、
車のエンジンをかけて待っていることは「何も話しかけないで!!」なのだということを老松も学習してる。

車に乗り込み、計画より10分遅れでエンジンスタート。
そんな朝に限って道は込み、信号には全て捕まる。

実は、これは天からの印。←キリスト信者の王道発想(笑)。
天は言う。
「お前は焦らなくていい。全部わたしに任せなさい🎵」
うんうん、敬虔なクリスチャンの私は安心してお任せモードに❤️。

その頃、仏教徒の老松は、ジワジワと焦り出しますが…(笑)。
ここで、やっと仇が打てた気分になる。

「今さら焦るのはナンセンスよ」
いつもより荒っぽい運転なので注意喚起。
私の静かな冷たい口調が老松の背中を押すらしい。益々焦り出す(笑)。
「いっつもだけど!本当に君は気楽でいいよねっ!他人事だものねっ!」
堰を切ったように老松が捲し立てる。
私は横目でギロリと睨むだけで言葉は発しない。
長らく夫婦をやっいるから、互いの気持ちも分かってくる。
老松は誰かに当たらずにはおれない。
誰かのせいにしなくては自分の平穏が保てない。
一番近くにいて、後々害もなく、最適なのは妻である。
雨が降るのも、郵便ポストが赤いのも、全部、全部、妻が悪い!

「私がいなくなったら…貴方はさぞかし困るわね?何でも私が悪いんだものね?」
私の余裕ある声色に、
「分かったから!これ以上 刺激しないで!」
老松が叫ぶ(笑)。

ガス抜きをしてやろうと、大きな心で包み込もうと思いつつ、
やっていることは結構イケズ(笑)。

モノは取りよう、考えよう、とはいつも思う。
T,P,Oでも違ってくるし、
誰の口から出た言葉かでも違う。
相手の問題じゃなくて、自分の問題なのだと思うことが多い。
だって、どんな1つもヘレンさんが相手なら頭にも来ないし、イラつくこともない。
ヘレンさんから嫌なことを言われたことがないし、されたこともない。
何を言われても、されても、「私のことを第一に考えてくれている!」と感謝の気持ちしか起こらない。
これってなんなの?絶対信頼?

私達の関係は誰も理解できないと思うけど、
(理解してもらう必要もないw)
この世の出来事で一番近くて分かりやすい例えは、『信仰』という単語になるかもしれない。
私達で信仰といえばキリスト教なわけで、
私達はこの宗派においては、平凡だけど割りと熱心な信者なわけで、
私達の絆は、どう考えても信仰しかなく、
神様が繋いで下さっているとしか思いつかない。
自分達の努力でも忍耐でもないので、
いつ繋がれて、いつ放たれるのかも分からない。
ただ、繋がっている!ということしか分からない。
必要とか、大事とか、そういうレベルはとっくに飛び越えていた。
本人だってこれを受け入れるのには時間が掛かった。
全てが未経験の理解の範疇を越えたことばかりだったから。

私達はここで多くを学んだ。
一番には、『神の神秘』だと思う。

こんなことを書くと『神憑り』的で気持ちが悪くなってくるけど…。
現実を文字にすると気持ちの悪いことは凄く多いと思う(笑)。

信仰での結び付きは『霊的兄弟姉妹』と言っている。
老松とは、この世の契約で、これはこれで尊く私には大きく重い意味があり、必要不可欠なこと思っている。
この絆は、毎日、毎時間、毎分、毎秒、心を尽くして、目を凝らして、根気よく育てている。
実は、この世の絆も『神からの賜り物』だと知っているから。
頂き物は大事にすべきだね?

長くなりすぎて、書き出しから2日も経っている(笑)

本題に入れないままだし…
初めての連載かっ?!(大笑)