私たちは難しい時代を生きている

九州地方を中心とした大雨の被害はたいへんなものです。そして、まだ時に雨は強く降り続いています。

天災はどうしようもないと思いますが、早く復旧されることを願っています。

いつもなら、ボランティアがたくさん駆け付けてくださるのに、今年は新型コロナウイルス感染症（以下、コロナ）の影響で、同県内のボランティアに限られるとのこと。

暑さも加わって、現地ではたいへんご苦労されていることと思います。何もできませんが、心よりお見舞い申し上げます。

コロナの影響で、これまでのあたりまえがあたりまえでなくなって、人々のコミュニケーションや行動、移動が大幅に制限される時代、、。

そんな難しい時代を私たちは今、生きています。

大雨の被災地の方々からすれば、なんか平和でいいわねーと言われそうですが、こんなことがありました。

7月25日に東京・日比谷の「シアタークリエ」で開催される予定のコンサート「SHOW-ISMS」千秋楽をライブ配信で見るのを楽しみにしていました（お目当ては新妻聖子さん♪）。

が！開演目前で突如中止となりました！！

コロナの感染拡大防止のため、会場は半分くらいの観客を入れて、できる限りの策を講じられて開催にこぎつけられて、7月20日から公演はスタートしていて、25日が千秋楽でした。

コンサート会場に行くのは初めからあきらめていたのですが、公演の様子を生配信されるとのことで、配信のチケットを買って、PCの前でスタンバイしていました。

そしたら、開演の４5分位前に、「出演者の中に体調不良の方が出たため、公演は中止とさせていただきます」と表示され、そのまま中止となってしまいました。

https://www.tohostage.com/showism9/index.html

たぶん、会場で鑑賞予定の方は、ほとんどが出掛けているような開演1時間前のこのタイミング。

また、このコンサートは出演者が少ないので、誰が体調不良になったのか、ネットではザワザワ騒がれていましたが、ツイッターのコメントをみていると、

「勇気のある英断」

「このご時世だから仕方ないです。感染防止が大事です」

「体調不良の方の回復と、感染拡大がありませんように」

と、ファンの皆さんのコメントがとてもやさしくて、グッときました。

結局、体調不良の方はどなたかわかりませんが（←現在。その情報を出さなかった、洩らさなかったのもすごいです）、その方も、その他の演者さんもみなさんPCR検査の結果は陰性だったとのことです。

劇場でまたコロナのクラスターとか起きたら、演劇界もたいへんですから、体調不良を訴えたその方も勇気がありますし、ギリギリのタイミングで大きな損失が出るにも関わらず、公演中止を決めた東宝さんも偉いし、会場に行っていたり、生配信を見るためにスタンバイしていたファンのみなさんも文句の一つも言わず、理解を示していて、いやー大変な時代だけど、人の心はまだまだ捨てたもんじゃない、美しいなーと思った次第です。

みんな陰性だったので、28日からは、予定通りBプログラムが開演されるそうです。（もう聖子さんは出ない・・（泣））