もう少しだけこの映画の取り組みに参加させて頂いたことについて語りたいと思います。

2022年6月某日。

この取り組みの実行委員会が開催され、具体的この映画製作について動き出しました。

この時の会議でムラヤマ・J・サーシ監督より三つのオリジナルストーリーが提案されました。

①東近江青春編

②暗殺計画編

③ヒーロー編

この三つからまずはストーリーを選ぶのですが、様々な意見議論を重ね、①の青春編に決まりました。

選ばれなかった暗殺計画編もヒーロー編も監督から提案された素案がとても面白くて。。。

ぱっと見では「青春編でしょ」って思うかもしれませんが、さすがムラヤマ監督のストーリー。

本当に落選した案も捨てがたく、なかなか答えが出ず会議が長引きました。

 

青春編に決まったことからまちづくりネット東近江の方々で資金調達に向けてのビラが作成され、寄付を募ることとなりました。

最終的には目標の200万円を上回る230万円の寄付が集まり、本当に感謝の言葉しかありません!!

もちろんチラシのメイン写真は私の撮影したものを採用していただきました♪

 

青春編に決まったところで、一番の不安は主役の高校生をどうするのか?

そしてこの主役はオーディションにより決めるといった、この取り組みで初の試みに挑戦。

正直私はこんなオーディションに応募する人なんているのだろうか??

誰も応募がなかったら映画も作れないし。。と心の中で本当に不安でした。

 

そんな不安を吹き飛ばした10月22日のオーディション当日。

まさかの??15名もの応募者が集まりました!!

中には男子高校生役の募集に女性や40代男性の姿も!!

しかし、皆さんそりゃぁ応募するわ。。。と思える強者ばかり。

役者志望、芸人志望、とにかく目立ちたい人。。。

こんなに身近にこういった希望を持たれている人がいるんだぁな。。。と感動。

全員2回ずつ、みんなの前で演技をしたのですが、これを見たとき、とても堂々とされてこれで映画がちゃんと作れる!!

と安心しました。(監督も同じ気持ちだったようです)

 

見事主役に選ばれたのはこの二人。

渡瀬亮真くん

渡瀬遥人くん

監督曰くうまい下手よりも作品のイメージにピッタリはまったのがこの二人。

確かに監督の言う通り、この撮影に同行してこの二人が主役でピッタリとあっていました。

このオーディションに落選した方々も、この作品にご協力いただき本当に素晴らしい15人。

この日も私にとって本当に思い出に残るものとなりました。

 

次の問題として挙がったのは、どこの高校にご協力を頂くのか?という事。

色々な高校へとお声掛けをさせて頂き、八日市高校に選ばれたとき、自分の地元(母校ではない)に決まり本当にうれしかったです。

やはり八日市高校の生徒が一番近江鉄道を利用されているし、このご協力いただける高校を探すのに動いていただいた奥村実行委員長や谷チーフプロデューサーを含め多くの実行委員会の方々のご苦労のおかげです。

撮影当日も多くの生徒さんにご協力いただき、校舎のいたるところをお借りし、事前に暖房を入れて頂いたり。。。

また生徒さんも先生さんも超ノリノリでこの作品の制作にご協力いただきました。

特に教頭先生のパワーには撮影陣一同ビックリでした(笑)

 

今回の作品での特徴は、近江鉄道の列車より各地の駅と近江鉄道にゆかりのある場所、そしてその地元の人たちをメインに取り上げること。

おかげで撮影は各地を転々とし、なかなかのハードスケジュールでしたが、実行委員に各駅の担当者を決め、エキストラさんの確保や受付等の設営などご苦労頂きスムーズな撮影が出来ました。

 

新八日市駅

 

近江酒造(ED314前)

 

五箇荘駅

 

鳥居本駅

 

桜川駅(謎の駅長西田さんもこの実行委員会の大切なメンバーです)

 

水口石橋駅

 

日野駅

 

大学前駅

 

愛知川駅

ここまで一度に多くの駅を訪れたのは私自身も初めて。

撮影隊についていきメイキングを記録することも結構大変でドキドキしました。

前作を絶対に上回る大変多くの人に支えられながら、今回の撮影を行いました。

私自身も本当に多くの人に出会い、人生の財産が一つ増えた気がします。

 

では最後にこの撮影隊の主要メンバーを紹介いたします。

 

まずは監督のムラヤマ・J・サーシさん。

前作と同様、これぞ監督。

現場を仕切り、スタッフや役者に指示を出す。

前作ほどではなかったですが(笑)その時の状況に応じてすぐに脚本を書き換えられる。

実行委員の要望にも柔軟に対応できる。

その辺に偶然歩いていた方に、エキストラとしてもう一回ここ歩いて。。。と声をかけることも(笑)

そして何よりあんなに素晴らしいストーリーが書け、それを映像化させる。

活字(台本)で作って、現地に合わせ映像を撮る。

そしてそれを編集し、映画を作る。

頭の中のイメージを実体化させること。

本当に素晴らしい才能だなぁ。。。と思いました。

 

主役(漫才師を目指す高校生)大町役の渡瀬亮真くん。

オーディションで選ばれた大学二年生(八日市高校卒)。

役柄は真面目で少し暗い、けど漫才師を目指すという強い目標を持つ高校生。

彼の演技は素人離れしており、もうそのまま演技の世界に入れるほど。

でも、カメラの撮影が終わるととても明るいニコニコとした大学生。

私にもとてもいい笑顔を何度も見せてくれました。

写真は大町のお母さん役の堤千穂さんとの記念撮影。

 

主役(漫才師を目指す高校生)スー役の渡瀬遥人くん。

オーディションで選ばれた現役八日市高校2年生。

彼はお調子者の人気者役という設定の役柄。

でも、本当にまじめで優秀な優等生タイプ。

人気者という点では、役柄と一緒で、現役の八日市高校生という事もあって、いろいろなところで声を掛けられる。

また、八日市文芸会館での撮影時も大人気でした。

イケメンかつとても礼儀正しくいい子という印象。

彼の人を惹き付ける能力は、これからの人生でも大いに発揮してほしい所です。

 

ヒロイン黒沢役の仲野瑠花さん。

今作のヒロインは撮んな人が来るのだろう。。。

事前にSNSやHPを見てから実際にお会いした時の印象。

宣材写真より実物はずっとカワイイ♪

本人も言っておられましたが、今回相手役の高校生二人はプロではない役者。

しかも二人は仲野さんより年下ということで、本当に心配されたと思います。

でも、仲野さんは撮影以外の場所では良いお姉さん役として、この主役二人をしっかりとサポートし、演技ではやはり主役二人とは違うプロの仕事をしてくれました。(NGが全然なかった)

場面場面での彼女の顔の表情が変わるところ、私はとても楽しみにしており、彼女が出演するシーンは特に撮影に気合が入りました(笑)

 

学校のクラス担任役の万田役の満田伸明さん。

今回初めてお会いした俳優さん。

セーターを着て眼鏡をかけるとまさに先生。

ムラヤマ監督のキャスティングって本当にどうやって考えているのだろう?というほどのハマリ役。

彼の演技は一級品でした。

ムラヤマワールドにピッタリとはまる面白い演技。

日を重ねるごとに私はその演技にハマり、撮影4日目の時にはメイキング動画に自分の声が録音されないようこらえていたら涙が出てしまいました(笑)

もし次回作があるなら、また別の表情と演技を見てみないなぁ。。。

そんな役者さんでした。

私が泣きながら撮ったのはこのシーン。

 

俳優兼スタッフ和田琢夜役の森田佳介さん。

前作に引き続き、撮影現場でのムードメーカー。

役者やエキストラの皆様を盛り上げる。

そんなこの現場では欠かせないメンバー。

そして今作も役者として出演。

前回の数倍も濃いキャラクターを演じてくれました。

メイキングの動画を撮っているとき、万田先生同様に笑い声が聞こえないよう必死にこらえていました。

 

次に前回主役を演じたラブ守永さん。

今回はすべてスタッフとして裏方に回っていただきました。

監督と役者のサポート。

特に台本のチェックや撮り忘れがないか?の確認。

エキストラさんのとりまとめ、笑いのタイミングを知らせる演技指導など頑張っていただきました。

私の母親が、エキストラできたとき映画で見るより実物は若いやんって言っていました。

また次回作では、俳優側として彼の演技も見てみたいなぁ。。。

 

最後にADのたにこチーフさん。

たにこさんは、映画の寄付PRに何度も監督とともに東近江に訪れ、準備段階から監督と一緒に行動。

まさにADの名にふさわしく、いろいろな撮影のためのサポートをして頂きました。

彼女の独特なキャラクターと声は誰からも愛される、素敵な方だと思いました。

また、これからも次回作等があれば私も彼女と一緒に作品作りに携わりたいなぁ。。。と思いました。

 

これで書き残したことないかぁ。。。

いや、まだまだあるけど今回の映画撮影密着ブログはこれでいったん終了にしたいと思います。

 

頑張った甲斐があったせいか、23日の撮影初日のアクセス数はいつも通りでしたが、昨日のブログアクセス数が私のブログでは歴代ナンバー1となりました。

多くの方に見ていただき、この映画の完成を楽しみにして頂ければ嬉しいです。

4月の上映会に向け、これから監督は編集作業を行います。

今度こそ八日市文芸会館を満員にしたいですね!!

 

では、本日以降も引き続きこのブログをどうかよろしくお願いします!!

 

映画「ガチャコン!2」青春編 記録係 

なかむら義宣