TPU素材を使ってみる[Ender3] | ヨッシーエンジニアリング

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こんばんは!

 

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

本日は、3Dプリンターの素材について書いていこうと思います。

さらに「TPU」についてフォーカスしていきます。

 

TPUという素材は、スマホのケースなどにも使われている素材で、

3Dプリンターで使える素材としては柔らかくゴムっぽい感じの素材になります。

 

実は、Prusaで一度使って、素材のプリセットを変更するくらいの設定だけで、

普通に出力出来ていて、Prusaで出力すればそんなに問題はないのですが、

素材を変える時に「ずっと残ってる感」があって、なかなか出きらない感がありました。

 

そんな経緯もあって、PrusaはどちらかというとPETGとPC(ポリカーボネート)をメインで出力したいため、

TPU専用機を用意しようと思ったわけです。

 

 

まず思いついたのは、FlashForgeの「Finder」です。

私が購入したときは、対応素材はPLAのみだったんですが、

どうやらTPUも出来るみたいな情報がありました。

 

おそらくTPUで出力する部品はそんなに大きくないし、

FinderをTPU専用機にするぞ!と意気込んでいたんですが、

どうにもセッティングが出せず、、、。

 

 

FlashForgeの純正スライサーソフトをアップデートしたら、「軟性樹脂」というのが追加されていたんで、

試してみましたが、ザラザラな質感(温度が高いのかも?)だったり、

出が悪かったりでした。

 

これは困ったなと思いつつ、他の機種を眺めてると、

ちょうど良いのがありました。

 

「Ender3」の1号機(昨日のは3号機)がちょうど良さそう。

ダイレクトエクストルーダに改造してあるし、Prusa+Tronxy X5SA PROがあれば、

PETGやPC、PLAなどの素材と、

大きさ的には問題なさそうですし。

 

TPUを出力する上でのポイントをネットで色々と調べてみると、、、

 

・温度が高いと気泡が出来る

・速度は遅めに、20mm/sくらいとか

・引き戻し(リトラクション)はしない方が良い

・エクストルーダーの締め付けはきつ過ぎず、緩すぎない方が良い(きついと詰まり、ゆるいと滑るらしい)

・滑ることを見越して、フロー量を1割り増しくらいにしておく

 

とかあるようなんですが、

あまり気にせず、

 

ノズル:195度

ヒートベッド:60度

速度:25mm/s

引き戻し:2mm(元々の設定のまま)

 

これくらいを設定してプリントを開始すると、、、、

 

 

普通にきれいに出てしまいました!

 

これからは「Ender3」1号機がTPU専用機にしていきますかね。

 

ちなみに、今回作っているのが、、、

 

ゴム脚みたいな感じで、かつ、中身をくりぬいたら振動対策にならないかなと思って作っています。

 

復活させた、「Tronxy X5SA PRO」は重心が高いし、そこそこ振動(床がちょっとブルブル言ってる感じ)があるので、

振動対策ですね。

効果は分かりませんがw

 

速度が遅いせいか、1個作るのにも結構時間がかかるので、

出来上がったらまた報告したいと思います。

 

本日もお付き合いありがとうございました。