セクキャバ
同い年のちゃんとした社会人の友達が、同僚とセクキャバに行ったらしい。
そんな話を聞くと、ボクも年をとったなと思う。
それと同時に、
「うそ!マジで!?どんなんだった?」
とかって反応するボクはまだまだ子供だとも感じた。
同級生との社会的年齢がどんどん離れていくなー。
話によると、お酒やらを置いてるテーブルを女、男、女、男って感覚で並んでいき、
その両端の女の乳やら太ももやらを、男が触るっていうシステムらしい。
友人の話によると、そんなシチュエーションでも仕事の出来不出来の差が
表れるらしく、仕事の出来ない奴は、興奮し我を忘れて女の子の乳を揉みしだくが
仕事の出来る先輩社員は、君たちとは楽しい会話をしに来たんだよー、ブラジャーをつけなさいって感じの余裕スタンスらしい。そして友人はそんな先輩社員になりたいとも語っていた。インド料理屋で死ぬほど辛いカレーを食べながら。ちなみにボクは辛いのが苦手なので、比較的マイルドなカレーを食べながら。
カレーを食べながら、あんな仕事の出来る先輩社員みたいになりたいっていうことは、こいつはセクキャバで死ぬほど女の乳を揉みしだいたのだろう。
別に羨ましくなんかない。なんか情けないというか切ない。やっぱ羨ましい。
ボクが
「まぁ結局どっちもおちんちんはギンギンだから、どっちもどっちなんじゃない?でもセクキャバを楽しめるなんて大人だよねー」と言ったら、
「まぁそうだよね」と言いながら、またこの世の辛さとは思えない激辛カレーを口に運ぶ友人。
確かに簡単に風俗で性欲を満たすのではなく、セクキャバあたりで事足りるあたり、
性に余裕が出てきてる感がある友人を、ある意味凄いなと思ってしまった。
みんな大人になるんだ。
ただカレーを食べ終えたあとの、「結局そのあと風俗行ったんだけどね~」
という一言を聞いて、こいつは俺よりはるかに子供だと思った。
特に「ね~」の「~」部分に。