天気がいいと、遠出したくなるわけで。
こんな時は、南区方面に向かうことが多いかも
石山通から、山へ緩やかなカーブを上がっていく途中。
自然に抱かれた住宅街にひっそり溶け込む佇まい
店の方に聞くと、車は店の前に停めていいとのこと。
3年前にの出没が続いた地域には思えない長閑さ
入口そばにあるテーブル席は、
すぐ後から来たご夫婦が座ることに
中央に位置するカウンター席は、
1人で切り盛りしているご主人を臨むかぶり席
われわれは案内されるままに、
中庭の見える薪ストーブのある山小屋風のスペース
吸い込まれるようにソファーに腰を下ろせば、
目の前の高そうなスピーカーからバロック音楽
以前はオムレツもあったらしいですが、
食事メニューは、全集中のパスタが10種類も
パスタやニンニク、オリーブオイルなど、
食材への飽くなきこだわりというか蘊蓄が半端ない
自家製焼菓子も気になるけど、
食後にコーヒーをお願いしました
オーダーを済ませたら、店内探検の続きを
にじり口を設えた和室には、
少し遅れて入ってきた親子連れが
中庭には、気持ちよさげなテラス席まで
全てオジサンが手掛けたというから凄い
ただ者ではないと思ったら、デザイナーなんですね。
20分ほどで、運ばれてきました
「帆立のアラビアータ」 1250円。
ピリ辛のトマトソースに、生クリーム、
パルミジャーノレッジャーノ、ホタテのエキスがたっぷり
「カルボラーナ」 1500円。
普段は食べることのないカルボナーラですが、
生クリームの代わりにパルミジャーノレッジャーノが贅沢に
しかも、24か月熟成したザネッティ社製なんだとか。
本場のビラーニ社製のパンチェッタもたっぷりのって
自家製プチパンも添えられています
鬼嫁の目が大きく見開かれるのを見逃さず
細めのパスタはしっかりアルデンテ
チーズのコクがシンプルで濃厚☆
熟成したパンチェッタの塩味と
上質な素材を惜しみなく使ったソースが…
しっかり粗み合う本格的な味わい
ほかほかのパン自体美味しいけど、
お皿に残ったソースを余すことなくすくうべし
「ビターブレンド」 500円→300円。
カップにたっぷり注がれたハンドドリップ珈琲
コク深い深煎りは豆々しく香り高い☆
苦いだけじゃなく、苦味が美味に昇華する寿珈琲
あまりのパスタの美味しさに、デザートも
「タルト・オ・シトロン」 600円。
出来上がりに3日間かけるレモンのタルト
ねっとりとしたメレンゲに、レモンの爽やかな酸味。
ご主人の手にかかると、まさに伝統菓子に。
あまりの居心地の良さに
日常を忘れて、ぼーっとできました
何気なくアートを感じさせてくれます
2009年(平成21年)オープン。
コーヒーもお酒も、絶品パスタもある穴場店。
空間から手作りにこだわるご主人のやさしさにほっこり
札幌市南区藤野4-9
CAFE & BAR 小春堂
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