償い | 8歳で両親と死別。天涯孤独な男の成り上がり人生

8歳で両親と死別。天涯孤独な男の成り上がり人生

8歳で両親を亡くし、兄弟や親戚も居ない孤児。人生のどん底を味わい、天涯孤独で生きるしか道がなく、頼れるのは自分だけ。何もない孤児でも弁護士事務所を開業出来、他の事業している、その状況の中『失明宣告』を受けて心の中の葛藤を綴っています!!

社会的に不在を強いられていたときは

確かに考える時間はたくさんあった。

というか考えることしか許されない。

正しいと想ったことを言葉にしても...

正しいと想ったことを行動に移しても...

全て理不尽な理由で「懲罰」となる。


例えば...

同僚がケンカになったとする。

当然だが止めるのが当たり前のこと...

だが止めることは厳禁...

黙って見ていることが正しいこと。

年配の同僚が何かで困っていても

手助けをしてはいけない。

文字を書けずに手紙さえ書けない同僚がいても

もちろん手助けをしてはいけない。

これはごく一部のこと...

社会では当たり前のことが

当たり前ではない世界...

つまり...

「親切」にしてはいけないということ。

どのような「理由」で

ルールが決められているのか理解に苦しんだ。

何より...

社会で自分本位で生きてきた結果

社会不在を強いられている人が殆どのはず...

それを増幅させるようなルール。

それを当たり前と容認しているようなルール。

「そこ」にいた私がこんなことを言うのも

おかしなことかも知れない。

入所した理由は各自それぞれとなるが...

あくまでも二度と「そこ」に戻らない為にも

更生するためのリハビリの場所でもあるはず。

しかし...

実際はそのようには機能していない。


媒体では取り上げない現実...

「そこ」に入っている人間が

全て「悪」ではないという現実...

一生懸命に...

まともに...

「生きたい」と願っている現実も受け止めて頂きたい...


今も私は違った形ではあるが...

「考える」ことについては

たくさんの時間がある。

それについては後日述べたい。