金は安全資産となるか
NY金は小幅反落。
本日の動きは全てが中国株の急落に始まったといても過言ではないだろう。
ここ10年で最大の下げ幅となった上海市場の急落を受け、ファンドは慌てて
過剰ポジションの縮小に走った可能性が高い。その一つである
キャリートレードの巻き戻しで円が急反発、その煽りを受けて
金をはじめとした商品市場も大きく値を下げた。
株式にこれだけの下げがあった以上、しばらくはリスク資産から
手を引こうとする動きが強まることは避けられない。午後からNY株が
下げ幅を大きく拡大したことを受け、金も電子取引で大きく売られている。
しかし、資金は依然としてそこに存在しており、何らかの形で投資は
続けなければならない。当然ながら対象は債券などの安全資産に
向けられるわけだが、問題はその中に金も含まれるかどうかだろう。
金は地政学リスクなどの観点から見れば安全資産だが、リスク投資との
観点では必ずしもそうではない。本日の動きを見る限り、金から一斉に
手を引こうとする感じは見受けられなかったが、しばらくは慎重に推移を
見守る必要があるようだ。もっとも、今後も金が底堅く推移するようなら話しは別だ。
ドル安、株安、債券高といったリスクを避ける動きが加速するようなら、
金市場に対して今まで以上に資金が流入する可能性も十分にある。
ETFを使えば、株から金への資金移動も容易に行えることも忘れてはならない。
本日の動きは全てが中国株の急落に始まったといても過言ではないだろう。
ここ10年で最大の下げ幅となった上海市場の急落を受け、ファンドは慌てて
過剰ポジションの縮小に走った可能性が高い。その一つである
キャリートレードの巻き戻しで円が急反発、その煽りを受けて
金をはじめとした商品市場も大きく値を下げた。
株式にこれだけの下げがあった以上、しばらくはリスク資産から
手を引こうとする動きが強まることは避けられない。午後からNY株が
下げ幅を大きく拡大したことを受け、金も電子取引で大きく売られている。
しかし、資金は依然としてそこに存在しており、何らかの形で投資は
続けなければならない。当然ながら対象は債券などの安全資産に
向けられるわけだが、問題はその中に金も含まれるかどうかだろう。
金は地政学リスクなどの観点から見れば安全資産だが、リスク投資との
観点では必ずしもそうではない。本日の動きを見る限り、金から一斉に
手を引こうとする感じは見受けられなかったが、しばらくは慎重に推移を
見守る必要があるようだ。もっとも、今後も金が底堅く推移するようなら話しは別だ。
ドル安、株安、債券高といったリスクを避ける動きが加速するようなら、
金市場に対して今まで以上に資金が流入する可能性も十分にある。
ETFを使えば、株から金への資金移動も容易に行えることも忘れてはならない。